出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
フランスの作曲家。リール音楽院およびパリ音楽院で学ぶ。作曲を試みるが注目されず,一時作曲を断念し,1855年創立のアルマンゴー四重奏団のビオラ奏者(のち第2バイオリン奏者)となる。ウィーン古典派の室内楽の紹介に努め,1850年代のフランスにおける室内楽の目ざめに大きく貢献した。65年ころから作曲を再開し,サラサーテの独奏で初演された《バイオリン協奏曲ヘ長調》(1874)および《スペイン交響曲》(バイオリン協奏曲。1875)により初めて大成功をおさめ,念願の劇音楽では《イスの王》が喝采を博し(1888初演),ようやく作曲家としての名声を獲得した。その作風はフランクの一派や印象派とは異質で,ボロジンやスメタナに近い力強い個性を発揮している。
執筆者:片山 千佳子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…弓で演奏する擦弦楽器の一種。16世紀の初めに北イタリアで生まれ,その衰退が始まる20世紀に至るまでの約300年の間,ヨーロッパの器楽の歴史のなかで,独奏・合奏楽器として重要な役割を果たした。バイオリンはビオラ,チェロ,コントラバスとともにバイオリン族と呼ばれる擦弦楽器の一族を形成し,そのなかの最高音域を受け持っている。コントラバスはもとはビオル族に由来する楽器であるが,通常バイオリン族に数えられる。…
…
【芸術音楽】
十数世紀にわたる音楽の流れを若干の特質に要約するのは,時代による差異を忘れるおそれがあり危険な仕事だが,一応のめやすを置くにとどめるという限定の上でこれを試みることにする。フランス音楽の精神は,ドイツ・オーストリア音楽を中心とする北方的なそれのように,重く情緒的あるいは抽象的・思弁的でもなく,またイタリア音楽に代表される南方的なそれのように,感性的・感情的なものの流露をとりわけ優先させもしない。…
※「ラロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新