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リス リスLiss(Lys), Johan(Jan)

7件 の用語解説(リスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リス
リス
Liss(Lys), Johan(Jan)

[生]1597頃.オルデンブルク
[没]1629/1630. ベネチア
ドイツの画家。 1616~20年オランダハールレムで学び,パリ,ローマを経て 21年以降ベネチアに定住。豊かな色彩の宗教画を描いた。主要作品は『聖ヒエロニムス』 (1628,ベネチア,サンニコロ・ダ・トレンティーノ聖堂) 。

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リス
リス
Sciuridae; squirrel

齧歯目リス科の動物の総称で,ムササビ亜科とリス亜科から成る。小~中型の動物で,一般に樹上生活に適したほっそりとした体をもっているが,地上生活をするものではずんぐりしたからだつきのものもいる。

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百科事典マイペディアの解説

リス

齧歯(げっし)目リス科の哺乳(ほにゅう)類の総称。オーストラリアポリネシアマダガスカル南アフリカ,砂漠などを除く世界中に分布。アフリカコビトリスの体長10cm未満から,アルプスマーモットの体長53〜73cmまでさまざまなサイズがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

リス【Johann Liss】

1597ころ‐1629か30
イタリアで活動したドイツ出身の画家。ホルシュタインのオルデンブルクOldenburgに生まれ,オランダ(ハールレム,アムステルダム),フランドル(アントウェルペン)で活動した後,1621年にベネチアに赴き,同地で早世した。風俗画,神話画,宗教画を手がける。ある種の庶民的主題や生々しくたくましい裸体表現は,アントウェルペン時代にヨルダーンスの影響を受けたことを暗示するが,イタリアでは16世紀ベネチア派の伝統を吸収して豊麗な色彩の中に形態が溶解するかのようなきわめて革新的な様式に到達,同時代のベネチア画壇を刺激し,ティエポロに代表される同地の18世紀絵画にまではるかな影響を及ぼしている。

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大辞林 第三版の解説

リス【Riss】

登山で、岩の狭い割れ目。ハーケンを打ち込むのに利用する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リス
りす / 栗鼠
squirrel

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目リス科リス族に含まれる動物の総称。樹上にすむ昼行性の小形の哺乳類で、姿がネズミに似るためキネズミともよばれるが、体と四肢が比較的長く、目は大きく目だつ。尾は体とほぼ同じ長さがあり、長い房毛を密生するのが特徴。ユーラシア、アフリカ、南北アメリカの大部分など、オーストラリアを除く世界中の熱帯から寒帯の森林に広く分布する。代表的な種に、北アメリカのハイイロリス、東南アジアのミケリス、ヨーロッパのキタリスなどがあり、日本には北海道にキタリスの亜種であるエゾリス、本州、四国、九州に固有種のニホンリスの2種が生息する。いずれの種も地上に降りるが、樹上での行動を好み、木の枝から枝へ、数メートルのジャンプを繰り返しながら移動する。巣は木の洞の中、または枝上に小枝などの巣材を組んでつくられる。基本的には種子と果実を中心とし、芽、葉、キノコなども食べる植物食性であるが、ときに昆虫や鳥の卵などの動物質もとることがある。サル類とともに目の色覚が発達する数少ない哺乳動物として知られ、一般にじみな体色のものが多い哺乳類のなかにあって、鮮やかな体色の種を多く含む。近縁の動物群に、同じリス科であるが木に登ることが少なく、巣も地中につくる地上生のシマリス類、地下に複雑なトンネルをつくる地下生のジリス類などがある。いずれも樹上生のリスに比べて体がずんぐりして、尾が短い。広義にはこれらを含めてリスとよぶことがある。また、飛膜をもつムササビ、モモンガ類は同じリス科でしかも樹上生であるが、夜行性であり、リスとは時間的に森林を使い分けていることになる。
 日本に生息する2種のリスはかつては同じ種として扱われていたことがあって、よく似ているが、エゾリスのほうがやや大形で、体長22~27センチメートル、尾長15~20センチメートル。体色は、背面が灰褐色かあるいは茶褐色。腹面は白色。尾の毛は先端まで黒みが強い。ニホンリスは、体長15~22センチメートル、尾長13~17センチメートル。体色は、背面が茶色で、夏毛では体側下部と四肢上部が鮮やかなオレンジ色を呈する。腹面は白色。尾の毛の先端が白い。ともに冬毛では、耳の先端に長さ3センチメートル以上のよく目だつ房毛を生じる。九州、四国を除いて各地の平地から海抜2400メートルぐらいまでの森林、雑木林に普通に生息するが、人を見ると木の幹の反対側に回り込むなど、巧みに身を隠すため目だたない。しかし、マツ、クルミ、ナラ、ハシバミなどの種子が実る季節には、これらの木を連日訪れ、長時間食事や貯蔵に費やすため、目にすることが多くなる。活動時間は早朝から昼ごろまでで、午後はあまり動かない。春から秋にかけて年に2~3回、1産2~6子を産む。子は赤裸で生まれ、体重8~12グラム。毛は10~13日で生え始め、30日で目が開く。巣を出始めるのは生後45日ぐらいからで、初め巣の近くを動き回るだけであるが、しだいに遠出するようになり、8週間ぐらいから独立するものも現れる。寿命は7~8年。なお、伊豆大島、鎌倉市近辺、東京の駒沢(こまざわ)公園などに台湾原産のタイワンリスが野生化しているが、体色は、背面が灰色または淡緑褐色、腹面が灰褐色であり、冬毛に耳の長い房毛を生じないので区別できる。[今泉吉晴]

民俗

日本にはリスは魔物であると伝えている地方がある。1匹殺すと、そのあたりに無数のリスが現れる。魔術を心得ているという。リスが山伏(やまぶし)として登場し、占いをする伝説もある。北海道のアイヌ民族では、聖者アウェオイナの草履(ぞうり)が変成したといい、リスの髑髏(どくろ)を保持して、酒を供えて拝む。やはり魔的で、リスに唾(つば)をかけられると、不治の病にかかると伝え、リスをみつけたら射殺すという。サハリン島のニブヒ(ギリヤーク)人は、野原にいるハロフィン・ミルク(悪魔)はリスの姿をしているという。大声で鳴き、それを聞くと3人に1人は腰を抜かす。狩猟をつかさどる山の神も、リスの毛皮を着ているという。アイスランドのエッダの神話では、世界の中心にある巨大なトネリコの木イグドラシルの梢(こずえ)にいるワシのことばを木の根にいる怪蛇ニドーガに伝えるために、リスが絶えず上り下りしているという。リスをおしゃべりな動物とする伝えはモンゴルにもある。ヨーロッパには、魔除(まよ)けのために、祝祭の火でネコなどの動物を焼くが、ドイツでは復活祭の火祭りでリスを焼く。北アメリカ先住民の火の起源神話には、神から盗んだ火を動物がリレーする話があるが、ナバホ人の神話などでは、すばしっこいリスが活躍している。[小島瓔

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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