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リトミック Rythmique; eurhythmics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リトミック
Rythmique; eurhythmics

律動法。リズム表現による音楽教育の方法をいう。スイスの作曲家 É.ダルクローズが 1905年頃に創案した。身体でリズムを学ぶことによって,精神と肉体との一致調和自発性と反射性,精神の集中力と記憶力,創造力などを養成する。特に児童教育に用いられるが,舞踊・演劇にも応用され影響を与えた。日本には大正期に山田耕筰によって紹介され,小林宗作,板野平氏らが普及させた。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

リトミック

スイスの作曲家エミール・ジャック・ダルクローズ(1865〜1950)が考案した音楽教育烹感覚的成長が著しい幼児期・学童期に心で感じたことを、身体を使って表現することで心と体の協調・調和を作り出そうとする。全身でリズムや音を感じ取り、演奏したり行動表現したりする。

(2006-08-24 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 2地方)

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デジタル大辞泉の解説

リトミック(〈フランス〉rythmique)

スイスの音楽教育家ダルクローズが考案した音楽教育体系。リズムや音に対する身体的な反応・行動に着目したもので、創造的な人間教育の手段として広く活用される。舞踊・演劇の訓練方法にも応用されている。律動法。

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世界大百科事典 第2版の解説

リトミック【rythmique[フランス]】

リズムに関する研究,訓練,とくにジャック・ダルクローズが創始した教育法をいう。身体の運動(基本は歩行)でリズムを体現し,音楽を聴覚だけのものとせず,身体活動(筋肉)と精神活動(頭脳)を統合した音楽表現を目ざす。人間活動における感覚・意識・行動の調和と発展をはかる音楽教育の一方法であり,音楽による教育の一方法でもある。【永冨 正之】

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大辞林 第三版の解説

リトミック【rythmique】

スイスの音楽教育家ダルクローズが創案した音楽教育法。リズムを身体の運動によって把握させようとするもの。律動法。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リトミック
りとみっく
rythmiqueフランス語
Rhythmikドイツ語
eurhythmics英語

スイスの作曲家エミール・ジャック・ダルクローズmile Jacques-Dalcroze(1865―1950)によって創案された音楽教育体系。古代ギリシア語のeurhythmiaに由来し、「律動的調和」を意味する。リトミックは、リズムや音に対して身体的に反応、行動することによって、諸感覚を鋭敏にし精神と身体を一致調和させ、集中力や自発性、表現性などを培い、技術、技巧によらない創造的な人間教育を目ざす。具体的には、〔1〕リズム運動、〔2〕ソルフェージュ、〔3〕即興演奏へと進む三段階からなる教科課程に沿って行われる。ジャック・ダルクローズはこのリトミックを音楽のみならず舞踊、演劇にも適用し、動きと音楽とことばを一体化させた総合芸術教育を打ち立てた。今日ではリトミックは世界各国に紹介され、教育や音楽療法の分野で普及しており、わが国でも国立(くにたち)音楽大学、桐朋(とうほう)学園などで採用され、研究されている。[川口明子]

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