コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

リボフラビン リボフラビンriboflavin

翻訳|riboflavin

百科事典マイペディアの解説

リボフラビン

ラクトフラビンとも。ビタミンB2のこと。黄褐色の針状結晶で融点292℃,水にわずかに溶け,熱には安定だが,光で破壊される。胚芽,肝臓,酵母,牛乳などに多く含まれる。
→関連項目フラビン補酵素

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

栄養・生化学辞典の解説

リボフラビン

 C17H20N4O6 (mw376.37).

 ビタミンB2.ラクトフラビンともいわれた.生体内で酸化還元酵素の補酵素として働く.ヒト血液の赤血球体積dlあたり14.9μg以上が正常値とされる.

出典|朝倉書店栄養・生化学辞典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リボフラビン
りぼふらびん
riboflavin

ビタミンB複合体に含まれる耐熱性の成長促進因子で、ビタミンB2の別名。ビタミンGともよばれた。黄褐色の結晶で、水にわずかに溶け、光により分解する。牛乳、肝臓、卵黄のほか、酵母や米糠(こめぬか)に多く含まれる。牛乳中の蛍光物質として19世紀末にすでに知られていた。1933年、ドイツの生化学者R・クーンが結晶分離してフラビンと命名し、同じころO・H・ワールブルクは酵母の黄色呼吸酵素の配合団として同一物質を取り出した。生化学的には2種のフラビン補酵素、すなわちフラビンモノヌクレオチド(FMN)とフラビンアデニンヌクレオチド(FAD)の構成成分として重要である。いずれもフラビン酵素の補酵素として多くの酸化還元反応系に関与する。還元状態では無色、酸化されると黄色となる。細菌、カビ、植物はリボフラビンを合成できるが、動物はできず、したがってビタミンとして摂取する必要があり、ヒトでは1日1.5~2.5ミリグラムとされる。欠乏症は皮膚炎、発育不良、口角炎、舌や目などの異常であり、ネズミでの実験的欠乏症では成長の停止、視力や神経系の障害、生殖能力の喪失がみられる。工業的には微生物の培地から精製され、また化学合成によっても得られる。ラクトフラビン、オボフラビン、ヘパトフラビンなどとよばれたものは、すべてリボフラビンと同一物質である。[入江伸吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のリボフラビンの言及

【ビタミン】より

…(3)過剰症 ヒトでは,ビタミンB1の大量投与を長期間(数ヵ月)続けても副作用はみられず,血液や臓器にも病理学的変化はみられないといわれている。
[ビタミンB2
 ビタミンB複合体のうち,耐熱性の成長促進因子として発見されたものであり,化学名リボフラビンriboflavin。(1)生理作用 リボフラビンは,植物や多くの微生物によって合成されるが,高等動物においては合成されない。…

※「リボフラビン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

金城湯池

1 《「漢書」蒯通伝から。「湯池」は熱湯をたたえた堀》守りが非常に固く、攻めるのが難しい城。金湯。2 堅固で、他から侵害されにくい勢力範囲。「保守派の金城湯池」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

リボフラビンの関連情報