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ルルフォ Rulfo, Juan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルルフォ
Rulfo, Juan

[生]1918.5.16. ハリスコ,サユラ
[没]1986.1.7. メキシコシティー
メキシコの小説家。革命で没落した一家に生れ,早くからグアダラハラ市の雑誌『プラン』で活躍。短編集『燃える平原』 El llano en llamas (1953) は農民の生活をフォークナー流の筆致で描いた傑作。中編『ペドロ・パラモ』 Pedro Páramo (55) は,メキシコ的な宿命観に彩られた前衛的な物語で,現代ラテンアメリカ文学を代表する作品の一つ。

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百科事典マイペディアの解説

ルルフォ

メキシコの作家。メキシコ中西部のハリスコ州に生まれ,幼年期に内乱で苛酷な体験をする。十代でメキシコ市に出て,移民局で仕事をするかたわら短編を書き始めた。1962年から晩年までは国立インディオ研究所の職についた。

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大辞林 第三版の解説

ルルフォ【Juan Rulfo】

1918~1986) メキシコの小説家。死後の世界と日常的現実を混交させた長編「ペドロ=パラモ」のほか、作品は短編集「燃える平原」、戯曲「金鶏」のみ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルルフォ
るるふぉ
Juan Rulfo
(1918―1986)

メキシコの小説家。少年時代に両親を失い、孤児院で初等教育を終える。やがて首都やグアダラハラで働きながら文筆活動に従事。むだのない簡潔な文章でメキシコの農民や反乱軍たちを描いた短編集『燃える平原』(1953)、現代ラテンアメリカ文学の記念碑的小説『ペドロ・パラモ』(1955)の2作を発表後は映画製作に専念するが、四半世紀ぶりに映画用テキスト『黄金の鶏』(1980)を出版。[安藤哲行]
『杉山晃訳『燃える平原』(1990・水声社) ▽杉山晃・増田義郎訳『ペドロ・パラモ』(1979・岩波書店・岩波文庫)』

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