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ローラン ローラン Laurent, Auguste

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローラン
ローラン
Laurent, Auguste

[生]1808.9.14. ラフォリ
[没]1853.4.15. パリ
フランスの化学者。1838年ボルドー大学化学教授に就任。1848年からパリの造幣局技術者。多数の有機化合物を発見し,シャルル・F.ジェラールと共同で,それらの分子の立体構造の研究を進め,体系的な分類を行なった。

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百科事典マイペディアの解説

ローラン【ろうらん】

楼蘭(ろうらん)

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世界大百科事典 第2版の解説

ローラン【Auguste Laurent】

1807‐53
フランスの化学者。1830年パリの鉱山学校卒業後,J.B.A.デュマのもとで実験助手となったのをきっかけに,有機化学の研究に入る。37年に博士号を取得したが,師のデュマと仲たがいする。翌年ボルドー大学化学教授に任命され,45年にはアカデミー・デ・シアンス通信会員に選ばれたが,実験研究上の不利に耐えかねて,パリに戻る。しかし,期待したコレージュ・ド・フランスのポストを得られず,失意のうちに病死した。有機分析にすぐれ,デュマとの共同研究でアントラセンを発見(1832)したほか,多くの新物質を発見した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ローラン
ろーらん
Auguste Laurent
(1807―1853)

フランスの化学者。鉱山学校卒業後、一時J・B・デュマのもとで助手をつとめ、セーブル陶磁器工場で働いたりしながら、研究を続けた。最初に取り組んだのはナフタレンの研究で、コールタール中にアントラセンをみいだした(1832)。論争をいとわない性格からトラブルが多かったが、さいわいボルドー大学化学講師に任命され、1839年から6年間勤めた。この時期が研究面ではもっとも収穫のあったときで、イサチンの発見など多くの新物質を分離した。1843年にゲルアルトと会って意気投合し、7年間共同研究を続け、化合物の分子式決定に力を注いだ。1845年には2人の名で『化学月報』を創刊した。同年、科学アカデミー通信会員に選ばれたが、地方にいることからくる研究上の不利に耐えかね、パリに上京し、苦労のすえ造幣局検査官の職を得た。1850年末にコレージュ・ド・フランスで化学のポストがあき、いったんはローランが選ばれたが、科学アカデミーはその指名を覆し、バラールを任命した。以後、彼は結核を患い、不運な生涯を終えた。
 彼の残した手稿は『化学の方法』と題され、1854年に出版された。彼は、単に水素と塩素が入れ替わりうるといったデュマによる置換の理論を大胆に推し進め、構造も性質も変化しないとし、ベルツェリウスによる電気化学的二元論を覆した。この理論に基づいて、少数の基本となる炭素の骨格をもった炭化水素から、置換および付加によって他のすべての有機化合物が誘導されると考え、分類を試みた。これは、初期の構造に基づく分類法として注目されるが、仮想的なものでしかなかった。[吉田 晃]

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世界大百科事典内のローランの言及

【市】より

…市場は町の中央にあり,石で舗装されている場合も多かった。北ドイツの都市の市場にはローラン(ローラント)の像が立っているが,これは都市の特権と自由のしるしであり,市場平和のしるしとしての十字架も同様の意味をもっており,ときには王が市場の自由を承認したしるしとして,この十字架に手袋がかけてあった。カール大帝以来開市権は王の大権(レガーリエン)に数えられ,王の特許状をえてはじめて市の開設が認められたからである。…

【化学】より

…ベルセリウスは,基は不可分の物質の構成単位で,電気力によって有機物分子をつくる,と考えた。しかしJ.B.A.デュマとローランAuguste Laurent(1807‐53)は,電気的な力に重点をおかず,種々の基が結合できる〈核〉を考えた。核の種類に応じて有機物は〈型〉に分類される。…

【化学】より

…ベルセリウスは,基は不可分の物質の構成単位で,電気力によって有機物分子をつくる,と考えた。しかしJ.B.A.デュマとローランAuguste Laurent(1807‐53)は,電気的な力に重点をおかず,種々の基が結合できる〈核〉を考えた。核の種類に応じて有機物は〈型〉に分類される。…

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