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ワイマール Weimar

翻訳|Weimar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワイマール
Weimar

ドイツ中部,チューリンゲン州の都市。エルフルトとイェナの中間に位置する。 975年記録に名が現れ,1348年都市権を取得,1547年ザクセン=ワイマール公国,1815~1918年はザクセン=ワイマール=アイゼナハ大公国の首都となった。 18世紀末~19世紀初頭にザクセン=ワイマール公カルル・アウグストが文人を厚遇したので,ゲーテシラーヘルダーウィーラントなどが集まり,ドイツ文学の聖地となった。 1919年には革命後最初の国民議会がここに召集され,ワイマール憲法がつくられた。 1920~48年には旧チューリンゲン州の州都。市の北西ブーヘンワルトに 1937~45年ナチスの強制収容所が置かれ,跡地には国の記念施設がある。農業用コンバイン,機械,電気部品,化学製品,家具,建築材などの製造業が行なわれている。バウハウスの発祥地としても知られ,その作品群はデッサウのそれらとともに,1996年世界遺産の文化遺産に登録。ゲーテとシラーの銅像 (1875) がある国立劇場,ゲーテの家 (ゲーテ国立博物館) ,シラーの家,音楽家リストの家 (リスト博物館) ,ニーチェ文庫,国立ドイツ古典文学研究所,ドイツ・シェークスピア協会本部などがあり,これらドイツ文学ゆかりの建築物は,1998年世界遺産の文化遺産に登録。ほかにもワイマール城 (1790~1803) ,ベルベデーレ城 (1724~32) など歴史的建築物が多い。人口6万 326 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ワイマール(Weimar)

ドイツ中部、チューリンゲン州の都市。18、19世紀にヘルダーゲーテシラーらの文化人が集まり、ドイツ精神文化の中心をなした。1918年まではザクセン公の宮殿都市。

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百科事典マイペディアの解説

ワイマール

ドイツ中央,イルム河岸の都市。機械,電気機器,農機具などの製造が行われる。18―19世紀にウィーラントヘルダーゲーテシラーリストなどが集まり,ドイツの精神文化の中心であった。
→関連項目ワイマール共和国

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世界大百科事典 第2版の解説

ワイマール【Weimar】

ドイツ中部,チューリンゲン州の都市。人口5万9000(1991)。18世紀以来ドイツ自由主義精神の伝統的文化都市である。13世紀に都市となったが,1485年後ザクセン公領となり,1539年宗教改革を受け入れ,新しい宮殿も造られた。72年ザクセン・ワイマール公領の首都となり,1775年住民も6000を数えた。カール・アウグスト公(在位1758‐1828)親政下(1775‐1828),勃発したフランス革命の影響もあってドイツ自由主義文化の中心となる。

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大辞林 第三版の解説

ワイマール【Weimar】

ドイツ中部の小都市。一八、九世紀ゲーテ・シラー・リストらが活躍した学術文化都市として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ワイマール
わいまーる
Weimar

ドイツ中部、チューリンゲン州の都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。チューリンゲン盆地のほぼ中央、エッター山の南麓(なんろく)、イルム川に沿う標高240メートル地点にある。人口6万2400(2000)。1918年までザクセン・ワイマール・アイゼナハ公爵の宮殿都市であったため、多くの教育・文化施設がある。建築建設大学、リスト音楽大学、チューリンゲン国立図書館、チューリンゲン国立文庫、先史歴史博物館、ドイツ国民劇場、ゲーテ博物館、シラー館、リスト博物館、ニーチェ文庫などである。そのほかゲーテ協会、フランツ・リスト連盟、シェークスピア協会、ダンテ協会、各種の古典ドイツ文芸の研究機関や協会などがある。工業は農業機械、ケーブル、精密工具、電気機器などの製造が行われる。1919年2月、ここに招集された国民議会はベルサイユ条約を承認し、8月に共和国憲法(ワイマール憲法)を制定した。エッターベルク山上に、ナチスが設けた強制収容所ブーフェンワルトの記念碑が立っている。なお、この都市は1998年に「古典主義の都ワイマール」として世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。[佐々木博]

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世界大百科事典内のワイマールの言及

【バウハウス】より

…1919年,ドイツのワイマールに設立された美術工芸学校。25年デッサウに移り,33年ベルリンでナチスによって解散させられる。…

※「ワイマール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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