三井 八郎右衛門(15代目)(読み)ミツイ ハチロウエモン

20世紀日本人名事典 の解説

三井 八郎右衛門(15代目)
ミツイ ハチロウエモン

明治〜昭和期の実業家,男爵 三井総領家第10代当主;三井合名会社社長。



生年
安政4年1月14日(1857年)

没年
昭和23(1948)年2月9日

出生地
京都府

本名
三井 高棟(ミツイ タカミネ)

別名
法名=三井 宗恭(ミツイ ソウキョウ)

経歴
三井総領家(北家)第8代当主・高福の八男。明治5年アメリカへ留学し、7年帰国。三井経営陣に加わり、18年家督を相続し15代八郎右衛門を襲名。26年最高統轄機関として三井家同族会を設立し議長となる。29年男爵位を受爵。42年三井合名会社を設立し社長に就任。昭和8年辞任し、家督を嗣子高公にゆずり引退した。この間、三井総領家当主として三井同族11家をとりまとめるとともに、三井財閥総帥として、大番頭益田孝、團琢磨らと名コンビをくみ、同財閥の発展を推進した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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