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三十六計逃げるに如かず サンジュウロッケイニゲルニシカズ

デジタル大辞泉の解説

三十六計(さんじゅうろっけい)逃げるに如(し)かず

形勢が不利になったときは、あれこれ思案するよりも、逃げてしまうのがいちばんよい。転じて、めんどうなことが起こったときには、逃げるのが得策であるということ。

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大辞林 第三版の解説

さんじゅうろっけいにげるにしかず【三十六計逃げるに如かず】

〔南斉書 王敬則伝〕 作戦はいろいろあるが、逃げるべきときには逃げて身の安全を保ち、のちの再挙を図るのが最上の策である。
(転じて)面倒な事からは手を引いて逃げるのが一番よい、というたとえ。逃げるが勝ち。三十六計走るを上計となす。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三十六計逃げるに如かず
さんじゅうろっけいにげるにしかず

(ことわざ)。多くのはかりごとのうち、迷ったときには機をみて身を引き、後日再挙を期すのが最上の策であるとする教え。転じて、困ったときには逃げるのが得策の意。単に「逃げるが勝ち」ともいう。中国、南北朝時代に、南朝の王敬則(おうけいそく)が反乱軍を率いて斉(せい)王の粛道成(しょうどうせい)父子を建康(けんこう)(現在の南京(ナンキン))に攻めたとき、斉王父子が遁走(とんそう)したといううわさを聞き、南朝宋(そう)の名将檀道済(たんどうさい)が「三十六策走(にぐ)るがこれ上計なり」と魏(ぎ)の軍を避けた故実を引いて、斉王父子をあざけったことに由来する。もと、敵前逃亡する者を卑怯(ひきょう)者とののしることの意であったが、わが国では、転じて、逃げるを上策とする意にとられるようになった。[棚橋正博]

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