下市[町](読み)しもいち

百科事典マイペディアの解説

下市[町]【しもいち】

奈良県中部,吉野郡の町。吉野川中流の左岸を占め,近鉄吉野線が通じる主集落は支流秋野川に沿い,吉野地方の市場町として発展。木材集散地で,木工業が盛ん。割箸(ばし)の生産も盛んで,特に芳香を放つ吉野杉を素材とした高級スギ箸は有名。丹生(にゅう)川上神社の下社がある。61.99km2。7020人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

しもいち【下市[町]】

奈良県中部,吉野郡の町。人口9532(1995)。町域は吉野川,秋野川沿岸の平たんな低地帯と東部の丘陵,西部の栃原山地,丹生川流域の南部山地に分けられる。下市の地名は吉野川上流の吉野町上市に対する称で,蓮如が建立した願行寺の保護を受けた市場町として16世紀前半より栄え,日本で最初の手形とされる下市札が流通していたことでも知られる。主産業は吉野杉を素材とした吉野杉ばし,三宝,神具の生産で,特に高級品として知られる杉ばしは海外にも輸出される。

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