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中村蘭台(初代) なまむら らんたい

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美術人名辞典の解説

中村蘭台(初代)

篆刻家。会津若松生。名は稲吉、別号を蘇香・香草居主人。東京に出て高田緑雲につき、のち徐三庚に傾倒した。工芸的な装飾を施した木印を作り、篆刻家の領域を拡げた。横山大観川合玉堂らの印を刻している。大正4年(1915)歿、60才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中村蘭台(初代) なかむら-らんたい

1856-1915 明治-大正時代の篆刻(てんこく)家。
安政3年生まれ。江戸,一説に会津(あいづ)若松(福島県)の人。高田緑雲にまなび,のち徐三庚(じょ-さんこう)の作風に傾倒し,中国の古印の技法をとりいれた。とくに印章の鈕(ちゅう)(つまみ)の彫りにすぐれた。大正4年11月18日死去。60歳。名は稲吉。別号に蘇香,香艸居(こうそうきょ)。印譜に「酔漢堂印存」「蘭台印集」。

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朝日日本歴史人物事典の解説

中村蘭台(初代)

没年:大正4.11.18(1915)
生年:安政3(1856)
明治の篆刻家。中村氏を名乗るが本姓は不詳。名は稲吉。蘭台,蘇香,香草居主人などと号す。会津若松(福島県)の人という。はじめ篆刻を高田緑雲に学んだが,のちに清の徐三庚の書と印に傾倒して刻風が一変,さらに諸家の風を取り入れて独自の風格を作った。特に木印を好み,その独特の刀法には冴えがある。木印の頂や側面に種々の意匠を刻したり,木額,衝立,香筒,盆など木を素材とする工芸品に文字意匠を配するなど,新しい作品分野を開いた。印譜に『蘭台印集』正・続・三集などがある。

(北川博邦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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