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久米田寺 クメダデラ

4件 の用語解説(久米田寺の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

くめだ‐でら【久米田寺】

大阪府岸和田市にある真言宗の寺。山号は竜臥山。天平10年(738)行基の開創と伝えられ、行基四十九院の一。中世の曼荼羅図二幅、楠家文書・久米田寺文書など多数を所蔵。

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世界大百科事典 第2版の解説

くめたでら【久米田寺】

大阪府岸和田市にある真言宗の寺。臥竜山隆池院と号す。734年(天平6)に行基が開発した久米田池の管理のために建立した道場に由来する。平安から鎌倉にかけてかなり衰微したが,1282年(弘安5)後宇多天皇が行基開創の霊場たることを追慕して,当寺を御願寺に列してより寺運隆盛し,南北朝時代には南朝方の拠点となり,また足利直義は1338年(延元3∥暦応1)当寺に利生塔を建てた。なお中世文書を多く所蔵する。【中井 真孝】

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大辞林 第三版の解説

くめだでら【久米田寺】

大阪府岸和田市にある高野山真言宗の寺。山号は竜臥山。738年行基の開創。藤原氏の保護を受け、鎌倉時代には華厳教学の道場として栄えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

久米田寺
くめだじ

大阪府岸和田(きしわだ)市池尻(いけじり)町にある高野山(こうやさん)真言宗の寺。龍臥山(りゅうがさん)隆池院(りゅうちいん)と号する。聖武(しょうむ)天皇の勅願により橘諸兄(たちばなのもろえ)を大檀越(だんおつ)として、734年(天平6)行基(ぎょうき)が開創。鎌倉時代には広大な寺域を有し学問の寺として栄えたが、しだいに廃れた。南北朝時代に南朝の保護を受けたが、永禄(えいろく)(1558~70)、天正(てんしょう)年間(1573~92)に兵火にあい堂宇ことごとく焼失した。現在の堂舎の大部分は江戸時代に再興、整備されたものである。さいわい什宝(じゅうほう)の古文書類は残り、久米田文書として歴史学界の貴重な資料とされ、寺宝の星曼荼羅(ほしまんだら)図、仁王会(にんのうえ)曼荼羅図、安東蓮聖像、楠家文書などとともに国の重要文化財に指定されている。境内には山門、金堂(釈迦(しゃか)三尊を祀(まつ)る)、鐘楼、観音(かんのん)堂、聖天(しょうでん)堂、開山堂、大師堂などのほか、塔頭(たっちゅう)子院5か寺があり、府の史跡に指定されている。門前には広大な久米田池があり、また寺の背後には久米田古墳群がある。[野村全宏]

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