(読み)ナカ

デジタル大辞泉 「仲」の意味・読み・例文・類語

なか【仲】

《「」と同語源》人と人との間柄。「のよい友達」「気楽な」「犬猿
[類語]関係間柄恋仲あいだ続き合い続き柄えんえにしゆかり縁故えんこよしみ

ちゅう【仲】[漢字項目]

[音]チュウ(漢) [訓]なか
学習漢字]4年
〈チュウ〉
人と人との間に立ってとりつぐこと。なかだち。「仲介仲裁
兄弟二番目。「仲兄伯仲
まんなか。「仲秋仲春
〈なか〉「仲間仲買人恋仲
難読仲人なこうど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「仲」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 6画

[字音] チュウ
[字訓] なか

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は中(ちゆう)。〔説文〕八上に「中なり」とあり、仲子の意。兄弟の順序は、殷では大中小、周では伯仲叔季という。もと中に作り、卜辞では中軍の中と区別して、中軍の中には上下に偃遊(えんゆう)(吹き流し)の形を加える。篆文の字が(さい)に従うのは誤りである。

[訓義]
1. なか、中。兄弟の順序において、なか。
2. また、中に作り、通用の例が多い。

[古辞書の訓]
名義抄〕仲 ナカ・ナカナカ

[語系]
仲dium、中・衷tiumは声近く、みな中なるものの意がある。督・tukも声義の関係があり、督は督脈にして身の中央の経脈、(とく)は背の衣縫にして衣の中央の縫いめをいう。仲は親族称謂のほか、〔詩、秦風、黄鳥〕「子車仲行」、〔礼記、月令〕「仲春の」のように、場所や時の中央・中間にあるものをいう。

[熟語]
仲雅・仲父
[下接語]
季仲・伯仲

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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