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伝染性軟属腫(読み)でんせんせいなんぞくしゅ(英語表記)molluscum contagiosum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伝染性軟属腫
でんせんせいなんぞくしゅ
molluscum contagiosum

小児の躯幹四肢,顔面などに好発するウイルス性の良性腫瘍。大きさは粟粒ないしエンドウ大で,半球状に隆起し,表面滑沢,淡紅色,中心臍窩を生じ,かゆ状物質が圧出される。ときにかゆみがあり,かくことで広がる。組織学的には,表皮は小葉状となって真皮内に進展し,周囲を圧排する。基底細胞には著しい変化が認められないが,棘細胞は大きくなり,細胞質内には軟属腫と呼ばれる封入体が認められる。 (→いぼ )

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世界大百科事典 第2版の解説

でんせんせいなんぞくしゅ【伝染性軟属腫 molluscum contagiosum】

俗に〈みずいぼ〉あるいは〈百いぼ〉と呼ばれるもので,ポックスウイルス科に属する伝染性軟属腫ウイルスの感染によって皮膚にできる腫瘤。学童期以下の幼小児に多く,成人にみることは少ない。アワ粒大からエンドウ大までの半球状に隆起し,中心にへそ様のくぼみのある小腫瘤で,表面は皮膚色で蠟様の光沢がある。つまむと白色粥状の塊が排出されるが,これにウイルスが含まれており,接触により伝染する。水泳教室における流行が問題となっている。

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世界大百科事典内の伝染性軟属腫の言及

【いぼ(疣)】より

…また,暗示によっていぼがとれることもある。 なお,俗に〈みずいぼ〉と呼ばれるものは,伝染性軟属腫molluscum contagiosumといい,ポックスウイルス科に属するウイルスの感染によりおこる。アズキ大以下の,皮膚面から半球状に盛り上がる表面がなめらかで光沢のある腫瘍で,中央部に陥凹がみられるのが特徴である。…

【いぼ(疣)】より

…また,暗示によっていぼがとれることもある。 なお,俗に〈みずいぼ〉と呼ばれるものは,伝染性軟属腫molluscum contagiosumといい,ポックスウイルス科に属するウイルスの感染によりおこる。アズキ大以下の,皮膚面から半球状に盛り上がる表面がなめらかで光沢のある腫瘍で,中央部に陥凹がみられるのが特徴である。…

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