コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

位封 いふ

4件 の用語解説(位封の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

位封
いふ

律令制で,親王,諸王,諸臣の位階に応じて支給された封戸 (ふこ) 。親王は一品の 800戸~四品の 300戸 (品封) ,諸王,諸臣は正一位の 300戸~従三位の 100戸であったが,一時四位にも支給された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

い‐ふ〔ヰ‐〕【位封】

大宝令の制で、三位(さんみ)以上の諸王・諸臣に位階に応じて賜った食封(じきふ)。→位禄(いろく)

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

いふ【位封】

大宝令で、三位以上の親王・諸臣に、位階に応じて与えられた封戸ふこ。平安末期には行われなくなった。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

位封
いふ

奈良・平安時代に、諸王、諸臣の位階に応じて支給された封戸(ふこ)で、律令(りつりょう)官人らの経済的特権の一つ。親王の品階に応じて支給した品封(ほんぷ)に同じ。646年(大化2)大夫(たいふ)以上に食封(じきふ)を給したのに始まる。大宝令(たいほうりょう)では三位(さんみ)以上に300~100戸を支給すると規定し、706年(慶雲3)に支給額を令制のほぼ2倍とした。またこのとき、従来位禄(いろく)と称して、(あしぎぬ)、綿、布、庸布(ようふ)を支給されていた四位の者にも位封を与えることにしたが、808年(大同3)支給額やその範囲は令制に復した。女子は男子の2分の1だが、妃、夫人、嬪(ひん)の品位封は男子と同額。『延喜式(えんぎしき)』『拾芥抄(しゅうがいしょう)』にも位封支給額が記されている。ただし後者の支給額は令制などの規定と相違するが、それが、いつ、何に由来したか明らかでない。なお位封の制は漸次解体し、のち荘園(しょうえん)形成の原因の一つとなった。[米田雄介]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の位封の言及

【封戸】より

…大宝令での封戸の規定は養老令のものとほぼ同じだとされているので,以下養老令文によってその大要をのべる。 封戸には皇親の品位によって支給されるもの(品封(ほんぷ)),役人の位階によって支給されるもの(位封(いふ)),職掌によるもの(職封(しきふ)),特別に天皇の命令で支給するもの(功封や別勅の賜封,増封など)があった。また寺への封戸(寺封)の支給は天皇の勅があった場合のみみとめられ,5年間に限って支給された。…

※「位封」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

位封の関連キーワード位田職封資人一品四品主帥初位二品散事

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone