住宅総合保険(読み)ジュウタクソウゴウホケン

デジタル大辞泉 「住宅総合保険」の意味・読み・例文・類語

じゅうたくそうごう‐ほけん〔ヂユウタクソウガフ‐〕【住宅総合保険】

火災落雷など火災保険対象になる損害に加え、自動車の飛び込みや航空機墜落など建物の外からの物体落下飛来衝突盗難水災騒擾による損害などを塡補する目的保険。住居専用の建物と、その建物に収容される家財が保険の対象となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「住宅総合保険」の意味・わかりやすい解説

住宅総合保険
じゅうたくそうごうほけん

火災保険の一種。総合保険は、1枚の保険証券で火災のほかに多くの危険を担保するもので、保険の対象が住宅または家財である総合保険を住宅総合保険という。日本では1961年(昭和36)1月から発売されており、従来普通火災保険にかわって家計保険分野の中心となってきている。この保険の対象となる物件は、建物またはそこに収容されている家財である。支払われる保険金には、損害保険金、持ち出し家財保険金、水害保険金、臨時費用保険金残存物取片づけ費用保険金失火見舞費用保険金、傷害費用保険金および地震火災費用保険金がある。

[坂口光男]

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百科事典マイペディア 「住宅総合保険」の意味・わかりやすい解説

住宅総合保険【じゅうたくそうごうほけん】

住宅とその収容家財についての火災保険に加えて,いくつかの他の危険による損害担保を1枚の保険証券で総合して行う保険。日本では1961年から発売。落雷,爆発,盗難,車両の衝突,航空機の墜落,風水害による全損等の危険も担保し,住居喪失保険金,傷害保険金も支払う。また交通事故傷害の特約をつけることもでき,1966年から地震保険も付帯されることになった。なお店舗,事務所,作業場およびその収容動産についてほぼ同様な保険が店舗総合保険として1962年から発売された。
→関連項目新種保険

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「住宅総合保険」の意味・わかりやすい解説

住宅総合保険
じゅうたくそうごうほけん
all risks dwelling house insurance

各種危険を総合的に填補する火災保険の一種。住宅および小店舗住宅 (特定の併用住宅) ,またはそれらに収容されている家財を対象に火災,落雷,破裂・爆発,外部からの物体の落下,飛来,衝突,倒壊,建物内の給排水設備に生じた事故による水濡れ,騒擾・労働争議に伴う暴力行為もしくは破壊行為,盗難などによる損害,これら事故の際の臨時費用,残存物取りかたづけ費用,搬出家財の損傷,傷害費用,風水雪害・地震による損害などに対して保険金が給付される保険。

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保険基礎用語集 「住宅総合保険」の解説

住宅総合保険

住居専用建物およびその収容家財について、住宅火災保険と同じ損害と費用のほか、外来物の落下、衝突、水漏れ、騒じょう、労働争議、盗難、水災によって生じた損害に対して持出し家財の損害を担保します。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「住宅総合保険」の解説

じゅうたくそうごうほけん【住宅総合保険】

住宅用の一般的な火災保険の一種。建物や家財の焼失のほか、盗難や風水害などの損害に対して総合的に補償するもの。

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