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体育学 たいいくがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

体育学
たいいくがく

身体運動を通じての人間教育を対象とする学問。大別すると身体運動そのものを研究対象とする分野と,身体運動が人間の心身に及ぼす影響,効果を研究対象とする分野がある。バイオメカニクスは前者であり,体育生理学体育心理学体育社会学体育哲学,体育教育学などは後者である。さらに体育史,体育管理,体育評価など,その分野は広い。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいいくがく【体育学】

体育学は,広く身体にかかわる教育の理論であるという考え方と,スポーツや体操やダンスなどの身体運動による教育であるという考え方がある。一般には後者の立場をとり,身体運動による教育上の諸問題を研究の対象にする学問領域であるとしている。この場合,教育学の一領域とすれば体育教育学とよばれるが,また,体育社会学や体育生理学などの専門科学領域の総体とすれば狭義の体育科学を指し,さらに,体育哲学,体育教育学,狭義の体育科学を包括するものとすれば広義の体育科学である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体育学
たいいくがく

体育に関する諸科学を組織・体系づけたものを意味する場合と、体育教育学を意味する場合がある。体育研究者の集まりである日本体育学会では、体育学の研究分野を、体育原理、歴史、心理、社会、経営管理、運動生理学、キネシオロジー(運動力学)、測定・評価、体育方法学などの諸科学の総合したものとしてとらえている。より実践的立場からみれば、歴史的には、わが国では一般に、体育は学校における体育授業を中心とする教育活動としての方法論的立場が強かった。しかし第二次世界大戦後は、それまでの体操中心の教材にかわって、運動文化としてのスポーツ教材が取り入れられるようになり、生活におけるスポーツへの橋渡しや意識・態度の形成、スポーツ技術の習得などを重視するスポーツ教育学ということばが生まれている。最近では、この種の教育活動を単に学校に限定せず、人間の生涯にわたっての学習の場や機会の提供と関連して、社会体育または生涯スポーツということばも生まれてきている。諸外国、とくにヨーロッパでは、社会の生活文化への橋渡しとしての学校の位置づけ論から、体育も生活文化としての運動文化の内面化をめぐる指導過程に重点を置くスポーツ教育論が支配的である。体育学を基礎科学の立場からみるか、教育学的立場からみるか、いずれにしても体育学の考え方、領域が人々のスポーツ欲求の増大と関連して、時代の進展とともに大きく変わりつつある。[粂野 豊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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