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作土 さくどplow layer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

作土
さくど
plow layer

耕土ともいう。土壌の表層にあって,耕耘によって攪拌され,下層に比し膨軟となっている部分。腐植や植物根に富み,植物根は養分や水分の大部分をこの層から吸収する。A層の全部または A1層に相当することが多いが,受食土などではB層あるいはC層を含むこともある。 (→土壌層位 )

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百科事典マイペディアの解説

作土【さくど】

耕土とも。耕地の表面にある土壌をいう。普通,耕具によって攪拌(かくはん)されて,肥料が施され,作物の根系が多くはびこっている。作土は下層の心土より膨軟で,作物の生育に必要な養分や水分をたくわえ,また風などで倒されないように植物体を保持している。
→関連項目全層施肥床締め老朽化水田

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世界大百科事典 第2版の解説

さくど【作土 plow layer】

作物の根がひろがり,そこから作物に必要な養分や水を吸収する農地の最上部の層位。ふつう定期的に農具で耕起されるので耕土ともいう。しかし作物の種類または栽培法によっては,ほとんど耕起されない場合もある。作土の厚さは10cm内外から深根性作物では数十cmに及ぶ。作土は耕起のほか,堆厩肥(たいきゆうひ)や化学肥料の施用,土壌改良剤の添加,客土などにより人為の影響を強く受けている層位である。【三土 正則】

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大辞林 第三版の解説

さくど【作土】

耕して作物を植える耕地の表層の土。作物の根が伸び広がる部分。耕土。表土。 ↔ 心土

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

作土
さくど

形態学的分類では、土壌を表面から層位別にA層、B層、C層などに分けるが、作物生産の見地からは、作土、鋤床(すきどこ)層、下層土(心土)のように区分している。たとえば水田では作土層の厚さはおよそ10~15センチメートルで、その下に鋤床層がみられるが、畑では作土の下が直接心土となる。作土は、耕うんの影響を直接受ける地表面直下の土層で、下層に比べて軟らかく、作物体や堆厩肥(たいきゅうひ)などの有機物が入るため、一般的に下層土より暗色を呈する。また肥料が施されるため、植物養分にも富んでいる。このように耕うん、施肥など人の栽培管理の影響を強く受けた土層である。作物の根の大半はこの層に分布し、養分や水分の多くはこの層から供給される。したがって侵食などにより作土が失われると、作物生産に大きな支障をきたす場合が多い。[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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