温気(読み)ウンキ

デジタル大辞泉 「温気」の意味・読み・例文・類語


おん‐き〔ヲン‐〕【温気】

気候空気などの、あたたかみ。暖気。うんき。
雨戸のそとに―と雨が待っている」〈犀星・寂しき都会
[類語]温熱火熱かねつ炎熱焦熱熱気温気うんきいきほとほとぼり余熱

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精選版 日本国語大辞典 「温気」の意味・読み・例文・類語

うん‐き【温気】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「うんぎ」とも )
    1. 病気のために上がった体温。熱。
      1. [初出の実例]「午後主上頗不例御也。有温気」(出典:中右記‐寛治八年(1094)一一月一三日)
    2. 暑さ。熱気。特に、蒸し暑さ。
      1. [初出の実例]「其後雖烟止、件柱尚有温気」(出典:中右記‐嘉承元年(1106)六月一〇日)
      2. 「温気(ウンキ)骨に入て、病にふさずと云事有べからず」(出典:太平記(14C後)二〇)
      3. [その他の文献]〔周礼注‐天官・凌人〕
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 時候が暑いさま。蒸し暑い状態。
    1. [初出の実例]「Vnqina(ウンキナ)。Vnqini(ウンキニ)」(出典:日葡辞書(1603‐04))

おん‐きヲン‥【温気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 病気のために上がった体温。熱。うんき。
  3. あたたかみ。暖気。また、あつさ。熱気。うんき。
    1. [初出の実例]「且温気を与へて室内を温暖ならしむ」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉中)
    2. [その他の文献]〔漢書‐循吏伝・召信臣〕

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普及版 字通 「温気」の読み・字形・画数・意味

【温気】おんき

暖気。

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