白熱(読み)ハクネツ

デジタル大辞泉 「白熱」の意味・読み・例文・類語

はく‐ねつ【白熱】

[名](スル)
高温に熱せられた物体白色光に近い光を出すこと。また、その状態。セ氏1300度以上に熱した場合などにみられる。
雰囲気感情などが極度に熱を帯びた状態になること。「球場白熱する」
[類語]温熱火熱かねつ炎熱焦熱熱気温気うんきいきほとほとぼり余熱地熱電熱気化熱融解熱放射熱灼熱赤熱加熱過熱暖房保温予熱断熱発熱放熱高熱ヒート

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精選版 日本国語大辞典 「白熱」の意味・読み・例文・類語

はく‐ねつ【白熱】

〘名〙
① 物体が高温に熱せられると、白色光に近い光を放つこと。また、その状態。摂氏一〇〇〇度以上の高温に熱した場合などにみられる。〔五国対照兵語字書(1881)〕
② この上なく熱を帯びた状態になること。最高潮に達した状態になること。
※緑蔭茗話(1890‐91)〈内田魯庵〉「白熱(ハクネツ)せる一批評家は評して云ふ」

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百科事典マイペディア 「白熱」の意味・わかりやすい解説

白熱【はくねつ】

物体の温度が高いほど熱放射によって放出される放射に短波長のものがふえ,ついに白色に近くなる。この状態を白熱といい,約1000℃以上の金属でふつうに見られる。

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