熱れ(読み)イキレ

デジタル大辞泉 「熱れ」の意味・読み・例文・類語

いきれ【熱れ/×熅れ】

蒸されるような熱気。ほてり。いきり。「草―」「人―」
「むっと―のするうす汚い土手で」〈滝井無限抱擁
[類語]温熱火熱かねつ炎熱焦熱熱気温気うんきほとほとぼり余熱地熱電熱気化熱融解熱放射熱灼熱しゃくねつ赤熱白熱加熱過熱暖房保温予熱断熱発熱放熱高熱ヒートむんむん暑い蒸し暑い暑苦しい暑さ焼け付く蒸す人いきれ草いきれ猛暑暑気酷暑極暑激暑厳暑炎暑大暑暑熱酷熱熱波向暑残暑極熱むっと蒸れる火照ほて暑中炎天油照り日照り日盛りかんかん照りじっとりじとじとじめつくうだる湿潤多湿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熱れ」の意味・読み・例文・類語

いきれ【熱・熅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「いきれる(熱)」の連用形名詞化 ) むされるような熱気やにおい。むしあつさ。
    1. [初出の実例]「門(もん)で押るる壬生念仏芭蕉東風(こちかぜ)に糞(こへ)のいきれを吹まはし〈芭蕉〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android