偏光計(読み)へんこうけい(英語表記)polarimeter

翻訳|polarimeter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「偏光計」の解説

偏光計
へんこうけい
polarimeter

ある種の結晶や液体中を直線偏光の光が通ると,その偏光面回転する (旋光性 ) ことがある。このような旋光の度合いをはかる光学器械。2つのニコルのプリズム偏光面が直角になるように配置すれば,光が通らないから視野は暗い。その間に測定しようとする旋光性物質を挿入すれば視野は旋光の度合いに応じて明るくなる。これを検光子である1つのニコルを回転してもとの暗視野に戻すときの回転角で旋光度を測定できる。この原理を使ったものに砂糖溶液濃度を測定する検糖計がある。

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精選版 日本国語大辞典「偏光計」の解説

へんこう‐けい ヘンクヮウ‥【偏光計】

〘名〙 旋光性をもつ物質の旋光度を測定する装置

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世界大百科事典 第2版「偏光計」の解説

へんこうけい【偏光計 polarimeter】

偏光子と検光子,さらに補償板を組み合わせて結晶や溶液による偏光状態を測定する装置。通常は直交ニコル状態の暗視野で,試料を挿入したときに生じた明るさの変化を,検光子の回転や補償板の位置を動かすことにより,もとの暗視野に戻し,それに要した回転角または位相差の量から測定する。とくに旋光角を測って糖の濃度を求めるのに用いるものを検糖計という。視野の半分に小さいグラン・トムソンプリズムをいれる(リピッヒ偏光計),1/2波長板をいれる(ローラン半陰影検糖計)などにより,視野の両部分の明るさが等しくなる位置を求めることにより,測定の精度を高めるくふうがなされる。

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