検糖計(読み)ケントウケイ

百科事典マイペディアの解説

検糖計【けんとうけい】

糖の濃度を測定するために用いられる計器。ショ糖水溶液には旋光性があり,その濃度はその溶液の比旋光度を測定することによって簡単に求められることを利用したもので,旋光角の読みを直接糖の濃度の読みに変えてある。二つのニコルプリズムの間に測定すべき溶液を入れる一定の長さの管を置いたミッチェルリヒの検糖計,さらに精度の向上を図ったローランの半影検糖計,ソレイユの検糖計などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

けんとうけい【検糖計 saccharimeter】

砂糖計,旋光計,あるいはサッカリメーターともいう。糖の濃度を,その溶液の比旋光度から測定する装置。偏光子と検光子を直交ニコルの状態で暗視野にしておいて,それらの間に砂糖などの旋光性の物質を入れると,偏光方向が回転し,視野が明るくなる。これをもとの暗視野にもどすのに必要であった検光子の回転角を測定するか,あるいは補償板を挿入してその位相差から旋光角を測り,濃度を知ることができる。偏光器偏光計【田幸 敏治】

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大辞林 第三版の解説

けんとうけい【検糖計】

溶液中の糖の濃度を測定する一種の偏光計。糖の旋光性を利用したもの。サッカリメーター。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

検糖計
けんとうけい
saccharimeter

旋光計の一種で、糖類の分析において糖の濃度が簡単に読み取れるようにくふうされた装置。サッカリメーター、糖量計ともいう。原理は普通の旋光計と同じで、偏光した光を光学活性物質に照射し、検光子を回転してその回転角でその物質の比旋光度がわかり、温度が一定の場合には回転角が試料溶液の濃度に比例することから糖の濃度を求める。糖類は光学活性物質であり、それぞれの糖は一定の条件下では、固有の旋光値をもっている。比旋光度[α]は、光源としてナトリウムのD線を用いたとき、その光がある糖の溶液を通過するときに受ける偏光面の回転角で表し、温度20℃では

となる。ここでaは回転角、lは10センチメートルで表した溶液層の長さ、wは溶液vミリリットル中の糖のグラム数である。
 旋光計は古くから研究、開発されており、検糖計も、もっとも簡単なミッチェルリヒの検糖計をはじめ、その後ソレイユ検糖計、ローラン半影検糖計、リービヒ検糖計などの改良型が出てきた。[高田健夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版の解説

検糖計
ケントウケイ
saccharimeter

糖量計ともいう.旋光計の一種で,糖の濃度をその溶液の旋光度から測定するための装置.ショ糖の分析に使用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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