八代宮(読み)やつしろぐう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

八代宮
やつしろぐう

熊本県八代市西松江城町に鎮座。旧官幣中社。後醍醐(ごだいご)天皇の皇子、懐良(かねなが)(かねよし)親王を主祭神とし、後村上(ごむらかみ)天皇の皇子、良成(よしなり)親王を配祀(はいし)する。両親王は南北朝時代に征西(せいせい)将軍宮として九州に下向し、南朝を支えるべく大いに活躍ののち、かの地で薨(こう)じた。明治初年、建武(けんむ)中興に功績のあった人々を祀(まつ)る機運の高まるなか、地元住民の請願により、1884年(明治17)懐良親王居城跡の現社地に神社が創建され、鎮座の儀が行われた。例祭8月3日。

[平泉隆房]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

やつしろ‐ぐう【八代宮】

熊本県八代市松江城町にある神社。旧官幣中社。懐良(かねよし)親王、良成親王をまつる。明治一七年(一八八四)八代城本丸大書院跡に鎮斎。将軍さん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラスの解説

八代宮

熊本県八代市松江城町にある神社。1884年、八代城址に創建。祭神は懐良(かねなが)親王、良成(ながなり)親王。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

やつしろぐう【八代宮】

熊本県八代市松江城町に鎮座。一名〈将軍さん〉とよばれる。後醍醐天皇皇子懐良親王を主祭神とし,後村上天皇皇子良成親王配祀する。明治になり,建武中興の功績者を顕彰する機運が高まるなかで,いずれも南朝の征西将軍宮として四国・九州で活躍した勲功により,1880年官幣中社に列して奉斎する勅命が発せられ,84年懐良親王ゆかりの八代城址に鎮斎された。86年良成親王を配祀。例祭は8月3日。社宝に明治天皇奉納太刀等がある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

国民投票法

正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律」。平成19年法律第51号。2007年(平成19)5月18日に制定され、施行は3年後の2010年5月18日である。この法律は、日本国憲法第96条に定める日本...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android