八千代町(読み)やちよまち

日本歴史地名大系 「八千代町」の解説

八千代町
やちよまち

面積:五七・八三平方キロ

鬼怒きぬ川中流の西岸に所在。東は下妻市・千代川村、北は結城市、西は猿島さしま三和さんわ町、南は石下いしげ町・猿島郡猿島町。北方の山川やまかわ沼跡の水田、南方の飯沼新田いいぬましんでんによって画され、町域ほぼ中央を西北から東南方向へ吉田よしだ用水が流れ、その北を山川(山川沼悪水落堀)がほぼ平行に流れている。西部は畑作地帯で白菜・西瓜・メロンを産し、東部は梨畑と稲作地帯


八千代町
やちよちよう

面積:五〇・五六平方キロ

高田郡西南端に位置し、北東は吉田よしだ町、南は広島市安佐北あさきた区、北西は山県郡千代田ちよだ町に囲まれる。郡内六ヵ町のうち面積は最小の町で、東北流する簸川ひのかわ沿いに国道五四号が町の中央を縦貫するが、六〇メートルの高低差をもつ断層上根峠かみねだおは交通の難所である。またその東北麓の上根は標高二七〇メートルで近世は雲石路の宿駅であった。峠の反対側には千代田町域を源流とする根谷ねのたに川が南西流し、太田おおた川へ合流する。


八千代町
やちよちよう

面積:五三・〇七平方キロ

加古川の上流域、多可郡の南西部に位置し、北は同郡加美かみ町・神崎かんざき神崎町、西は神崎郡市川いちかわ町、南は加西市・西脇市、東はなか町に接する。山間の町で、山林原野の面積が約九二パーセントを占める。町の中央部を南北に野間のま川が流れ、中野間地内で大和やまと川・仕出原しではら川が合流する。農業は稲作を中心にシイタケ、イチゴ、ピーマン花卉が栽培される。特産の凍豆腐は関西一の産地であり、播州織の生産も盛んである。北部は笠形山千かさがたやませんみね県立自然公園に含まれ、主要県道は近世の丹波への街道である中北条なかほうじよう線が南東部を縦走する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八千代町」の意味・わかりやすい解説

八千代〔町〕
やちよ

茨城県南西部,鬼怒川下流域,下妻市の西に接する町。 1955年西豊田,中結城,安静 (あんじょう) ,下結城,川西の5村が合体して八千代村となり,72年町制。中央部を鬼怒川の支流が南東流し,東の町境で本流に注ぐ。平地大部分を占め,農業が主産業。畑地が多く,スイカ,ハクサイなどを産する。国道 125号線が中央を横断。面積 58.99km2。人口 2万1026(2020)。

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