冬青(読み)ソヨゴ

大辞林 第三版の解説

そよご【冬青】

モチノキ科の常緑低木。暖地の山中に生える。葉は互生し、卵形で質が厚い。雌雄異株。初夏、葉腋に白色の四弁花をつける。核果は球形で赤熟する。材は堅く算盤そろばん玉などとする。フクラシバ。

とうせい【冬青】

ソヨゴの異名。
モチノキの異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

冬青 (ソヨゴ)

学名:Ilex pedunculosa
植物。モチノキ科の常緑低木・小高木

冬青 (ネズミモチ)

学名:Ligustrum japonicum
植物。モクセイ科の常緑低木,園芸植物,薬用植物

冬青 (モチノキ)

学名:Ilex integra
植物。モチノキ科の常緑高木,園芸植物

冬青 (ヤドリギ)

学名:Viscum album var.coloratum
植物。ヤドリギ科の常緑寄生低木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

そよご【冬青】

〘名〙 モチノキ科の常緑低木または小高木。本州の関東以西、四国、九州の山地に生える。高さ二~三メートル。葉は革質で長さ五~一〇センチメートルの卵状楕円形。一~二センチメートルの葉柄があり先は尾状にとがる。雌雄異株。初夏、葉腋に長柄をもつ径約四ミリメートルの白い四弁花が咲く。雄花は数花が集散花序をなし、雌花は単生する。花後、径六~八ミリメートルの球形の果実を結び紅色に熟す。材はそろばんの玉のほか、床柱・小器具・薪炭用に使う。樹皮からは鳥もちを作り、葉からは褐色染料をとる。硬い葉が風でゆれて「戦(そよ)ぐ」意でこの名がある。ふくらしば。〔物品識名(1809)〕

とう‐せい【冬青】

〘名〙 モチノキ、ソヨゴなどモチノキ科の植物の漢名。また、中国産のモチノキに似た別種の漢名。
※俳諧・糸切歯(1762)四月「稽川松岡両先生の秘説、本草女貞 やふ椿、イホタ、クロカネモチ、実の黒きを女貞とす。赤きを冬青とす」

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