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分子進化 ぶんししんかmolecular evolution

4件 の用語解説(分子進化の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分子進化
ぶんししんか
molecular evolution

生物の進化過程を分子レベルでとらえた場合,これを分子進化と呼ぶ。その範囲は広いが,次の2つの分野に大別できる。 (1) 生命進化の初期に,高分子および高分子系が成立し,まとまりの程度を高めて,細胞にまで進化していく過程。

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百科事典マイペディアの解説

分子進化【ぶんししんか】

核酸の塩基配列タンパク質アミノ酸配列など分子のレベルで起こる生物の進化。これらの分析によって生物の系統関係を明らかにすることができる。多くの生物の分子比較によって,同じタンパク質では分子進化の速度がほぼ一定であることが明らかになったが,一般に機能的に重要な分子ほど進化速度は遅い。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんししんか【分子進化 molecular evolution】

生物進化の分子レベル,すなわちタンパク質や核酸レベルでの進化。生物の系統関係を明らかにし,進化をあとづけるためには,現存生物の比較研究不可欠である。初期には外部形態(比較解剖学)やその形成(比較発生学)の比較が研究の主流であったが,生化学の進展とともに,生体成分を比較する比較生化学が,1930‐40年ころ一つの学問分野として確立した。脊椎動物におけるアンモニア,尿素,尿酸という窒素排出様態の比較研究はその一例である。

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大辞林 第三版の解説

ぶんししんか【分子進化】

生体の遺伝情報をになう DNA 分子の塩基配列が、長期間にわたる突然変異の蓄積によって変化してゆくこと。生物進化を分子レベルでとらえたもので、これに基づき従来の自然淘汰説に対して、淘汰に中立な突然変異遺伝子の蓄積が進化の要因であるとする、中立説が提唱された。 → 中立説
化学かがく進化

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世界大百科事典内の分子進化の言及

【生物学】より

…《種の起原》におけるダーウィン説は,遺伝の理論などが不明であっただけに,かえって幅の広い含みをもっていたが,20世紀に入ってからは,突然変異や集団遺伝学(R.A.フィッシャー《自然淘汰の数学的理論》1930)によって整理,補強されたネオ・ダーウィニズム,すなわち総合学説が主流を占め続けた。分子生物学の時代になって,タンパク質のアミノ酸配列および核酸のヌクレオチド配列を比較するいわゆる分子進化の研究も在来のデータを補って,点突然変異・淘汰の理論をいっそう補強した。しかしダーウィンおよびネオ・ダーウィニズムへの方法論的,また実際的な批判は絶えることなく続いてきた。…

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