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刑吏 けいり

大辞林 第三版の解説

けいり【刑吏】

刑、特に死刑の執行にあたる官吏。

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世界大百科事典 第2版の解説

けいり【刑吏】

刑罰,とくに死刑執行にあたる人をいう。死刑が存在するかぎり何らかの形で刑吏が必要とされるが,死刑のあり方が違うと刑吏の存在様式も異なってくる。古ゲルマン時代には刑吏は存在せず,タキトゥスの《ゲルマニア》では〈人を死刑,投獄,笞(ち)刑に処する権限さえ,ただひとりの司祭にのみ許され,……神の命によってはじめて行われる〉(第7章)と書かれている。13世紀ごろまで処刑を執行する人間は高貴な出身の者であるばあいが多く,ときには後にいたるまで共同体構成員が全員で処刑に当たった。

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世界大百科事典内の刑吏の言及

【賤民】より

…この危うい関係のうえで,その二重の相貌の境に位置する人間が存在する。例えば刑吏は人間社会の秩序を維持するうえで不可欠な存在であるが,これは生と死の狭間に生きる存在として,共同体の外の死の世界と接触をもっている限りで怖れの対象となり,賤視される存在となる。墓掘り人,浴場主(外科医を兼ねる),夜の世界に生きる夜警などはみな,死,彼岸,死者に対する儀礼とかかわる点で怖れと賤視の対象となる存在であった。…

※「刑吏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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