デジタル大辞泉 「前駆」の意味・読み・例文・類語
ぜん‐く【前駆】
1 《古くは「せんぐ」「ぜんぐ」とも》行列などの前方を騎馬で進み、先導すること。また、その人。さきのり。さきばらい。先駆。
「あのかたのお召車らしいのが…―させながらお近づきになって」〈堀辰雄・かげろふの日記〉
2 物事の起こる前ぶれ。
[類語]先んずる・先んじる・先立つ・先駆ける・先走る・先に立つ・先頭を切る・先行・先導・主導・誘導・率先・音頭取り・先駆・先回り・抜け駆け・リード・優先的・優先・始め・最初・第一・一次・原初・
( 1 )読みは文献や時代によってセンク・セング・ゼンク・ゼング・センクウなどいろいろある。「前」字は漢音セン・呉音ゼン。「色葉字類抄」には「前」「駆」の両字に平声の単点があり、共に清音であったことが知られる。「元亀本運歩色葉集」には「先駆」と表記されているところから「セン」と清音で読まれたと考えられるが、「駆」には「グ」と濁音符号があり、連濁していたと見られる。
( 2 )「前駆」を行なう人には状況に応じて束帯・衣冠・布衣のそれぞれの場合があったようで、人数自体も一定ではない。路次の行列としては、下臈・上臈・主となる。「前駆」は古く「御前(ごぜん)」といい、後には馬に乗って前を行くものを「前駆」、主に近いものを「御前」と言い分けたとされるが、はっきりしない。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...