先立つ(読み)サイダツ

デジタル大辞泉の解説

さい‐だ・つ【先立つ】

《「さきだつ」の音変化》
[動タ四]先に立つ。先に行く。
「中納言殿の車はとく詣で給ひければ、―・ちゆく」〈落窪・二〉
[動タ下二]先に物事をさせる。先に行かせる。
「人はみなおくらかし―・てなどして」〈かげろふ・中〉

さき‐だ・つ【先立つ】

[動タ五(四)]
先頭に立って行く。また、先頭に立って行動する。「リーダーが―・って登る」
ある物事をするより以前に行われる。順序が先である。「講演に―・って講師の紹介があった」
先に死ぬ。「親に―・つ不孝」「妻に―・たれる」
何かをするときに、はじめに必要になる。「旅行したいが―・つものがない」
[動タ下二]さきだてる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

さいだつ【先立つ】

〔「さきだつ」の転〕
( 動四 )
先に行く。先行する。 「これが送りせよとて、-・ちていでにければ/蜻蛉
( 動下二 )
先に行かせる。先行させる。 「人はみなおくらかし、-・てなどして/蜻蛉

さきだつ【先立つ】

( 動五[四] )
人の前に立って進む。先頭に立つ。先に行く。 「衆に-・つ」 「 - ・ちし人々、いとよくやすみ涼みて/蜻蛉
ある事より前に起こる、または行われる。 「試合に-・って開会式が行われた」
親や配偶者などより先に死ぬ。 「親に-・つ不孝」 「夫に-・たれる」
ある事をするのに、まず最初に必要である。最も重要である。
( 動下二 )
[句項目] 先立つ物

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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