率先(読み)ソッセン

デジタル大辞泉 「率先」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「率先」の意味・読み・例文・類語

そっ‐せん【率先・帥先】

  1. 〘 名詞 〙 衆をひきいて先に立つこと。他の人にさきがけて物事をすること。また、そのもの。しゅっせん。
    1. [初出の実例]「卿情存公平。率先百寮」(出典続日本紀‐和銅元年(708)七月乙巳)
    2. 「此れからは〈略〉率先して殖産興業の事に従はうと云ふので」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二)
    3. [その他の文献]〔漢書‐循吏伝序〕

しゅっ‐せん【率先】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅつ」は「率」の漢音 ) 先に立って事を行なうこと。そっせん。
    1. [初出の実例]「一層(ひとしほ)勤勉の力を致し率先(シュッセン)(〈注〉ヒキイサキダチ)して之を鼓舞せざるべけんや」(出典:新聞雑誌‐二〇号・明治四年(1871)一一月)

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普及版 字通 「率先」の読み・字形・画数・意味

【率先】そつせん

まっ先。〔晋書、顧栄伝〕(殷祐の箋)榮、躬(みづか)ら矢石に當り、衆の爲に先す。

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