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勧農使 かんのうし

百科事典マイペディアの解説

勧農使【かんのうし】

古代から中世にかけて,春の農耕開始前に荘園領家が現地に派遣した使者。池溝の整備,不作田への作人割付け種子・農料の手配など一年の耕作を円滑にする勧農を行った。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんのうし【勧農使】

古代~中世,勧農のために荘園の現地へ派遣された使者。年貢収納のために出向いた収納使に対置される。勧農使は農耕の開始にさきだって荘園の現地へ下り,池・溝を整備し,不耕の地には作人を割りつけ,農民たちに種子や農料を下行し,もって作田を満作させようとした。1104年(長治1)に東大寺別院崇敬寺領であった紀伊国木本荘に下向した勧農使は四至内作田のうち31町3反の土地に対して種子・農料を下してこれを耕作させている。

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