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北枕 キタマクラ

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デジタル大辞泉の解説

きた‐まくら【北枕】

枕を北に置いて寝ること。釈迦涅槃(ねはん)のとき頭を北に、顔を西に向けて臥(ふ)したといわれることから、死者を寝かせるときの作法とされる。ふつう不吉として忌む。
フグ科の海水魚。全長約20センチ。背面は灰褐色で、暗色の斑紋があり、腹面は青紫色。皮膚・肝臓・腸などに毒がある。本州中部以南の浅海に分布。

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葬儀辞典の解説

北枕

遺体を安置するとき頭を北向きにします。釈迦入滅の際の姿勢にならったものです。部屋の都合で北枕ができないときは、西枕にします。

出典|葬儀ベストネット
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大辞林 第三版の解説

きたまくら【北枕】

頭を北方に向けて死人を横たえること。釈迦涅槃ねはんの像にならうという。
北方に頭を向けて寝ること。一般にはこれを忌む。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

北枕
きたまくら

頭を北に向けて寝ること。頭北面西右脇臥(きょうが)といい、釈迦(しゃか)の入滅(にゅうめつ)(死ぬこと)のときの姿勢で、寝釈迦像もそのようにつくる。仏家の臥法だともいう。人が死ぬとすぐ、入棺までの間、北枕に寝かせておくので、日常は、北枕に寝ることを縁起が悪いとして忌む。[井之口章次]

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世界大百科事典内の北枕の言及

【北】より

…江戸時代にも〈北御部屋(きたのおへや)〉といって将軍家大奥の居間があり,御台所(みだいどころ)や中﨟(ちゆうろう)が懐妊すると,5ヵ月目からこの部屋へ移った。一方,こんにちでも普通におこなわれる習俗である〈北枕〉は,仏教で釈迦涅槃像(しやかねはんぞう)にまねて死人の枕を北へ向けて寝かす臨終時の行儀作法である。このようにみてくると,日本人の〈きた〉に対する感じ方には確かに一定のパターンがあったと言わなければならない。…

【涅槃仏】より

…クシナガラの近くでチュンダに供養された食事で中毒を起こし,激しい下痢をともなって苦しんだが,苦痛をこらえてクシナガラに入った。弟子の阿難に,サーラ双樹の間に北枕に床を敷かせ横になり,禅定に入ったまま入滅した。仏弟子や在俗の人々もその周囲に集まって嘆き悲しんだが,その情景はガンダーラ出土の半肉の石彫像などにみられ,この流れを汲む涅槃図では諸菩薩,仏弟子,国王や大臣,俗人さらには鳥獣までもが慟哭する姿をみせ,生母摩耶夫人が忉利天(とうりてん)からはせ参じ,遠くから悲しみの視線を送るさまなどを描いている。…

【枕】より

…巫女は近世までは枕に似た箱に肘(ひじ)をついて神の言葉を語ったし,東北のイタコは今日でもオダイジという守護神を入れた筒状のものを肩にかけている。人が死ぬと釈迦が頭を北にして入滅したことにならって北枕にし,すぐに枕飯や枕団子を作る風は広く,また枕を足で蹴ってはずし最後の別れとする所もある。ふだん,北枕にしたりむやみに枕の位置を移動させるのも嫌われた。…

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