コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

さじspoon

翻訳|spoon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


さじ
spoon

物をすくうのに用いる小型の道具。中国では飯をすくう道具として古くから用いられ,日本でも平安時代にはすでに「かい」と呼ばれ,使用されていたことが『延喜式』の記録に残っている。「さじ」の呼称は鎌倉時代の茶道の隆盛以降で,「茶匙」の文字があてられ,銀,銅,陶磁器,木,竹などを材料とした。ヨーロッパでも歴史は古く,新石器時代の遺跡から骨製や素焼のものが出土し,さらに古代エジプトでも化粧料の調合に木,石,象牙,青銅製のものが墓室から発見されている。ギリシア・ローマ時代には銀,青銅,木,角製のものが食事用に使用されているが,一般化したのは 16世紀以降で,金,銀製のものは財産として家に伝えられた。その後材料は白銀,洋銀が主となり,現在ではステンレススチールが多く用いられる。食事用のスプーンにはテーブルスプーン (スープ用) ,デザートスプーンティースプーンなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

かい〔かひ〕【×匙/×匕】

《もと貝殻を用いたところから》飯などをすくうもの。しゃくし。さじ。
「箸(はし)、―など、とりまぜて鳴りたる、をかし」〈・二〇一〉

さ‐じ【×匙/×匕】

《「茶(さ)匙(じ)」の字音による語》液体粉末などをすくい取る道具。小皿状の頭部に柄のついた形。金属・木・竹・陶器などで作る。スプーン。

しゃじ【×匙】

さじ」の音変化。「おで食べる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

匙【さじ】

スプーン

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

かい【匙】

〔もと貝殻を用いたところから〕
さじ。 「箸はし・-など、取りまぜて鳴りたる、をかし/枕草子 201

さじ【匙】

〔「茶匙」の字音から〕
流動体や粉末状のものをすくいとる器具。頭部が皿のようになっており、これに柄がついているもの。スプーン。
[句項目]

しゃじ【匙】

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のの言及

【スプーン】より

…(4)コーヒースプーン 食後のデミタスカップに添えるもので全長7~10cm。【徳村 薫】
[日本,中国のさじ]
 中国,朝鮮半島,日本,それに中国の影響の強いベトナムでは,さじとはし(箸)が組み合わせて使用され,現在でも朝鮮語では両方を合わせてスジョ(匙箸)と呼ぶ。さじは中国では(ひ)または匙(し)と書き,《説文》に〈匙は飯をすくい取るもの〉と記され,はしの説明には〈匙筯(しちよ)〉と出ている。…

※「匙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

匙の関連キーワード狭匙で腹を切る切匙で腹を切る計量スプーンびりっこけ香匙火筯建御匙医師捩じ鉢巻たおたお多紀元堅横外っ方ちらばら多紀元簡びりっこ燃焼匙灰掬い御台匙呼ばる好い鳥底取り石小刀

今日のキーワード

阪神園芸

阪神電気鉄道株式会社の子会社で、兵庫県西宮市に本社を置く造園会社。正式名称は「阪神園芸株式会社」。1968年に設立された。環境緑化工事の施工・維持管理、公園植栽などの管理、観葉植物のリースといった業務...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

匙の関連情報