半人前(読み)ハンニンマエ

デジタル大辞泉 「半人前」の意味・読み・例文・類語

はんにん‐まえ〔‐まへ〕【半人前】

一人前半分。「半人前の量」
一人前の半分の働きしかしないこと。未熟であること。「仕事半人前でも口は一人前だ」
[類語]不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ青臭い未熟不慣れ不調法不行き届き不十分不完全不備不徹底不敏浅はか浅薄浅慮浅才無考え愚か愚かしい足りない不見識無定見生半可

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 シイ 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「半人前」の意味・読み・例文・類語

はんにん‐まえ‥まへ【半人前】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一人分の半分。
    1. [初出の実例]「朝々に半人前の納豆哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化七年(1810)一〇月)
  3. 技能などが一人前の半分くらいであること。まだ一人前の人間になっていないこと。
    1. [初出の実例]「少なくとも当分は一人前ぢゃない。半人前(ハンニンマヘ)にもなれない」(出典:それから(1909)〈夏目漱石一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む