不見識(読み)フケンシキ

デジタル大辞泉 「不見識」の意味・読み・例文・類語

ふ‐けんしき【不見識】

[名・形動]見識に欠けること。判断力に乏しく、しっかりした考えのないこと。また、そのさま。「不見識きわまる話」「不見識発言をする」
[類語]不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ半人前青臭い未熟不慣れ不調法不行き届き不十分不完全不備不徹底不敏浅はか浅薄浅慮浅才無考え愚か愚かしい足りない無定見生半可不穏当不謹慎不心得心無い非常識無分別言語道断由由しい目に余る成ってない若気の至り年甲斐も無い年寄りの冷や水

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精選版 日本国語大辞典 「不見識」の意味・読み・例文・類語

ふ‐けんしき【不見識】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) しっかりした判断力や考えのないこと。見識が低いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「以ての外の不見識(フケンシキ)言語道断のことなり」(出典:滑稽本・風来六々部集(1800)菩提樹之弁)

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