デジタル大辞泉 「南極区」の意味・読み・例文・類語 なんきょく‐く【南極区】 植物区系の一。南アメリカ南部のパタゴニア、ニュージーランド南部、および南極大陸などを含む地域。ナンキョクブナが特徴。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「南極区」の意味・読み・例文・類語 なんきょく‐く【南極区】 〘 名詞 〙① 植物区系の一つ。南極地方、およびパタゴニアと、ニュージーランドの南西部が含まれる。植物の種類は少ないが特異なものが多い。② 海産動物の生物分布の地理学上の一区分。南緯四〇度以南の海洋と南極大陸を含む地域。動物の種類は少なく、哺乳類ではカニクイアザラシその他のアザラシ類・鯨類がすむほか、鳥類のペンギンが多くすんでいる。南極界。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南極区」の意味・わかりやすい解説 南極区なんきょくくAntarctic region 動物区の一つで,南界に属する。南極大陸と付近の島を含む。アザラシ類,ペンギン類に固有種が多く,海産動物にも特殊なものがいる。古生代から新生代の古第三紀の初めまでオーストラリア大陸と南アメリカを結ぶ陸橋として,有袋類,アマガエル類などの動物の分布交流のうえに重要な役割を果したとも考えられている。南極は北極とともに極地として特異な条件なので,北界・新界・南界の 3界のほかに特に南極界,北極界を立てる区分もある。他方,南界の大洋区のうちの一亜区とする扱いもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by