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厳美渓 ゲンビケイ

百科事典マイペディアの解説

厳美渓【げんびけい】

岩手県一関市にある磐井川上流の渓谷(名勝・天然記念物)。天工橋の上流約1kmにわたって石英粗面岩の岩盤が露出し,浸食されて奇景を呈する。1719年《観蹟聞老志》に紹介されており,1806年の天工橋竣工後は広く知られ,紀行文・漢詩文に記されている。
→関連項目一関[市]

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デジタル大辞泉プラスの解説

厳美渓

岩手県一関市にある道の駅。国道342号に沿う。

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世界大百科事典 第2版の解説

げんびけい【厳美渓】

岩手県南西部,一関市の西方,磐井川上流にある渓谷。栗駒山に源を発する磐井川が石英粗面岩を浸食し,約2kmにわたって急流,深淵,四十八滝,甌穴(おうけつ)などが渓谷美をつくる。川の下刻作用の過程を示すものとして興味深く,1927年名勝・天然記念物に指定された。中心地区五串の天工(てんぐ)橋付近には,旅館,休憩所などがあり,栗駒登山や平泉観光ルートの一拠点となっている。【川本 忠平】

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日本の地名がわかる事典の解説

〔岩手県〕厳美渓(げんびけい)


岩手県一関(いちのせき)市西部、北上(きたかみ)川支流の磐井(いわい)川中流部にある渓谷。長さ約2km。急流で石英安山岩の河床が浸食され、深淵(しんえん)・滝・甌穴(おうけつ)群などの奇観が連続する。国指定の名勝・天然記念物。河岸には伊達政宗(だてまさむね)が植えさせたといわれる貞山(ていざん)桜やツツジがみられる。中心の天工(てんぐ)橋付近に展望台や旅館が整備され、平泉(ひらいずみ)・達谷窟(たっこくのいわや)などへ東北自然歩道が通じる。2008年(平成20)6月の岩手・宮城内陸地震では一時、上流に震災ダムができて河流が堰()き止められ河床が干上がるなどの被害が起きた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

厳美渓
げんびけい

岩手県南西部、一関(いちのせき)市西部にある磐井(いわい)川の渓谷。岩手・秋田・宮城県境の栗駒(くりこま)山に源を発する磐井川が石英粗面岩の谷床を侵食し、急流の水食作用による甌穴(おうけつ)、深い淵(ふち)、奇岩、四十八滝など約2キロメートルに及ぶ渓谷景観をつくる。岩と水の美しさは格別で、大正期には日本百景の一つに選ばれ、昭和初期に国の名勝・天然記念物に指定された。中心部の天工(てんぐ)橋付近には、展望台、四阿(あずまや)、旅館、売店などがあり、国定公園栗駒山や達谷窟(たっこくのいわや)、平泉(ひらいずみ)を巡る観光ルートの拠点となっている。JR東北新幹線一関駅からバスの便がある。[川本忠平]

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