( 1 )[ 二 ]は、漢文における接続用法の「及」「及与」「及以」などを訓読する際に、四段活用動詞「およぶ(及)」の連用形を、直訳語としてそのまま転用したもの。当初は、訓点資料では、これらの文字を不読にして、前後に並立助詞「と」や係助詞「も」を補読することが多く、「および」は、平安時代中期以降になってから、次第に一般化した。なお、この語は漢文訓読系の語であるため、和文の文献にはほとんど例を見ず、院政期以降の片仮名まじり文においても例は少ない。
( 2 )法律では選択的接続が二段階にわたる場合、大きい方の接続に「並びに」を用い、小さい方の接続には「及び」を用いて区別する。





(又)(ゆう)。
は手。後ろより手を延ばして、前の人に追い及ぶ形。〔説文〕三下に「
(およ)ぶなり」と逮及・逮捕の意とする。古文第三字は
(逮)を誤入している。
は西周期の金文にみえ、途上に相及ぶ意である。
オヨブ・トシク・ツヒニ・イカカ・カヘス・イタル・トモニス・トトノフ/
オヒシキテ〔
立〕
トモニス・シカントス・シク・ツヒニ・トトノフ・オヨブ・クダル・カイカヘス
声として
(吸)・
・
・
・
・
(急)・
・
(扱)・
(級)など十六字を収める。
は
の声義を承け、
・
は扱取、
・
はその相及ぶさま、また
は
・呷と同じく形況の語であろう。
▶・及時▶・及辰▶・及早▶・及属▶・及逮▶・及第▶・及等▶・及門▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...