友枝昭世(読み)ともえだあきよ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「友枝昭世」の意味・わかりやすい解説

友枝昭世
ともえだあきよ

[生]1940.3.24. 東京,東京
喜多流シテ方の能楽師友枝喜久夫長男喜多実師事。1947年『鞍馬天狗』の花見初舞台。1950年『西王母』で初シテ。1965年『道成寺』,1997年『卒都婆小町』,2004年『伯母捨姨捨)』を初演。1977年度芸術選奨文部大臣新人賞,1994年度芸術選奨文部大臣賞,2003年日本芸術院賞。2000年紫綬褒章。2008年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2011年日本芸術院会員に就任。友枝昭世の会,友枝会を主宰。芸事養子に友枝雄人(たけひと)がいる。(→

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「友枝昭世」の解説

友枝昭世 ともえだ-あきよ

1940- 昭和後期-平成時代の能楽師シテ方
昭和15年3月24日生まれ。友枝喜久夫の長男。喜多流15代喜多実に師事。昭和22年「鞍馬天狗」の子方で初舞台。53年芸術選奨新人賞。平成7年「芭蕉(ばしょう)」「野宮(ののみや)」「井筒」などの演技で芸術選奨。15年長年の業績にたいして芸術院賞をうける。20年人間国宝。23年芸術院会員。東京出身。国学院大卒。

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