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反魂丹 ハンゴンタン

4件 の用語解説(反魂丹の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

はんごん‐たん【反魂丹】

古くからの伝承家庭薬。食傷・腹痛などに用いる丸薬。近世、富山の薬売りにより全国に広まった。
中国で、死者をよみがえらせる能力をもつとされた霊薬。

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百科事典マイペディアの解説

反魂丹【はんごんたん】

江戸時代に富山の薬売りが全国に広めた売薬。心腹痛などに用いた。丸薬で,内容は不明だが,類似処方のものに熊の胆(い),黄蓮(おうれん),陳皮麝香(じゃこう)などがある。
→関連項目松井源水

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世界大百科事典 第2版の解説

はんごんたん【反魂丹】

売薬名。同名の売薬は各地にみられたが,越中富山売薬の主力商品として知名度が高かった。それは越中売薬の行商が配置販売方式を採用し,現物を先渡しして翌年使用済みの分だけの代金を受け取り,残品は新品と交換し,さらに補充配置するという行商方式で全国に行商圏を広げていたからである。反魂丹は死者の魂をよび返すとされた反魂香にあやかって,死(ひんし)の病者を回復させる効能があるとして,中国でつけられた薬名である。

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大辞林 第三版の解説

はんごんたん【反魂丹】

家庭または携帯用に用いられた丸薬。霍乱かくらん・食傷・腹痛その他万病に効くといわれ、江戸時代、富山の薬売りが全国に広めた。

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世界大百科事典内の反魂丹の言及

【富山藩】より

…歴代藩主は正甫,利興,利隆,利幸,利与,利久,利謙,利幹,利保,利友,利声,利同と続き,廃藩置県にいたる。正甫のとき始まった富山売薬は,〈反魂丹(はんごんたん)〉をはじめ草根木皮を原料とする和漢薬で,行商人が全国の得意先を回って薬をおく配置制度で成果をあげ,藩財政にも寄与した。【坂井 誠一】。…

【松井源水】より

…昭和期までに17代を数える。松井家の元祖玄長は,越中礪(砺)波(となみ)の出身で,霊薬反魂丹(はんごんたん)を創製し,2代目道三のときに富山袋町に移住して,武田信玄から売薬御免の朱印を受けた。延宝・天和(1673‐84)のころに,4代目玄水が江戸へ出て反魂丹を売りはじめたが,その宣伝,販売のために,箱枕をいろいろと扱う曲芸〈枕返し〉や居合抜きなどを演じた。…

※「反魂丹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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