日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
吉備路風土記の丘県立自然公園
きびじふどきのおかけんりつしぜんこうえん
岡山県南部、岡山市北区、総社(そうじゃ)市にまたがる自然公園。面積8.9平方キロメートル。旧山陽道に沿い、吉備地方の文化財が群集している。吉備史跡県立自然公園の南部にあり、主要文化財は造山(つくりやま)古墳、千足(せんぞく)装飾古墳、こうもり塚、作山(つくりやま)古墳、宮山墳墓群、寺山古墳、角力取山(すもうとりやま)古墳、備中(びっちゅう)国分寺、同尼寺跡などで、丘陵には赤松林があり、吉備路自然歩道、サイクリング道路などが整備され、歴史教育の場、観光地として人々をひきつけている。介在する農村も静かな田園風景を残している。
[由比浜省吾]
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