コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

吸入療法 きゅうにゅうりょうほう inhalation therapy

3件 の用語解説(吸入療法の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

吸入療法
きゅうにゅうりょうほう
inhalation therapy

治療の目的で蒸気や酸素を吸入させる方法で,次の3つに大別できる。 (1) 蒸気吸入 通常,重曹水やホウ酸水を用いる。かつては盛んに行われたが効果がほとんど期待できないため,最近では行われなくなった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

きゅうにゅうりょうほう【吸入療法 inhalation therapy】

霧状にした薬剤や酸素(酸素療法)などを口や鼻から吸入する治療法。薬剤吸入は,おもに呼吸器,とくに気管支や鼻の病気で繁用される。喀痰溶解剤,気管支拡張剤副腎皮質ホルモン剤抗生物質などのうち,水に溶けやすく,粘膜に刺激性のないものが使われる。薬剤が粘膜から直接吸収されて作用するほか,加湿の効果もある。薬剤を霧状にするためには,ネブライザーという器具が使われる。最近では超音波利用のネブライザーもあるが,原理は家庭用の加湿器と同じである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

吸入療法
きゅうにゅうりょうほう

呼吸器疾患の治療法の一つで、微粒子化した薬剤、蒸気、酸素などを気道より吸入させる方法をいう。呼吸困難の緩解、去痰(きょたん)効果に速効性が認められている。広義には酸素吸入療法、加湿療法、エアゾール吸入療法、IPPB(間欠的陽圧呼吸)療法が含まれるが、狭義の吸入療法は後半の二者を意味する。酸素吸入療法は、動脈血酸素濃度を高めるために高濃度の酸素を投与する方法である。また加湿療法は、水をエアゾール(細かい粒子の水滴。エアロゾル、エーロゾルとも)として吸入させるものである。[山口智道]

エアゾール吸入療法

液体中に溶解した薬品をエアゾールとして気管支に噴霧吸入させる方法で、ネブライザーnebulizer(噴霧器)にはジェットネブライザー、超音波ネブライザー、定量噴霧式吸入器、ドライパウダー吸入器等がある。通常、肺の末梢(まっしょう)まで均等に薬剤を到達させるためには、径0.5~3.0マイクロメートルの粒子が最適とされている。携帯用ネブライザーでは粒子の大きさは3~10マイクロメートル程度であり、このために上気道にもっとも多く分布する。超音波ネブライザーの粒子になると1~5マイクロメートルで、均等性であり、末梢気道までエアゾールを大量に送り込むのに効果的である。
 吸入療法によりエアゾールとして薬物を吸入した場合の利点は、全身投与(内服や注射)に比べて局所に高濃度の薬液を到達させることができる点であり、とりもなおさず速効性の面からみれば、吸入療法がもっとも優れているということになる。適応症としては軽度ないし中等度の喘息(ぜんそく)発作、鼻アレルギー、副鼻腔炎などがあげられる。[山口智道]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

吸入療法の関連キーワード液体酸素酸素酸圧縮酸素高圧酸素療法酸素切断酸素運搬能酸素解離曲線脱酸素HOT酸素療法

吸入療法の関連情報