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味真野 あじまの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

味真野
あじまの

福井県中央部,武生盆地の南東隅をなす浅水川 (あそうずがわ。上流は文室川) の扇状地にある地区。旧村名。 1956年武生市に編入。6世紀頃,即位前の継体天皇の潜居があったと伝えられ,その御所跡,御学問所跡などの史跡や白鳳時代の野々宮廃寺跡,さらに織田信長に封じられた佐々成政の小丸城址,また真宗出雲路派本山毫摂寺もある。茶,ブドウなどの畑作が行われる。扇状地末端の集落五分市は竹人形細工を産し,湧水を利用した化学工場もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

味真野
あじまの

福井県越前(えちぜん)市東部、武生(たけふ)盆地の南東隅にある地区。岡本、粟田部(あわたべ)地区一帯をも含めて広く味真野の里とよんでいる。『和名抄(わみょうしょう)』所載の味真郷(ごう)とされる。越前国府(越前市)に近く、『万葉集』巻15の贈答歌「味真野に宿れる君が帰り来(こ)む時の迎へを何時(いつ)とか待たむ」や、謡曲『花筐(はながたみ)』ゆかりの地である。野々宮(ののみや)廃寺跡、小丸(こまる)城跡などの旧跡にも恵まれているほか、越前市五分市(ごぶいち)の鋳物師(いもじ)や、同市五箇(ごか)の紙漉(かみす)きで知られ、また真宗出雲路(いずもじ)派本山毫摂(ごうしょう)寺の所在地でもある。[印牧邦雄]

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