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四府駕輿丁座 しふのかよちょうざ

世界大百科事典 第2版の解説

しふのかよちょうざ【四府駕輿丁座】

四府(左右近衛府,左右兵衛府)に属した駕輿丁が組織した商業の座の総称。米,酒,みそ,材木,引物,鍛冶炭,すき柄,白布,茜,錦,絹,呉服,紙折敷(おしき),薬,唐物,馬,古物,鳥,古鉄などの商品を扱った。近衛府・兵衛府は内裏の警固や天皇の行幸の警備を任務としており,《延喜式》によると,左右近衛府には各100人,左右兵衛府には各50人の駕輿丁が所属することになっていた。ところが律令制の変容に伴い彼らの存在形態も変化した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の四府駕輿丁座の言及

【駕輿丁】より

…官舎は都の〈諸司厨町(しよしくりやまち)〉の一角におかれ,家族生活を営みつつ四府の輿宿(くるまやど)(車庫と控室)に出勤した。鎌倉時代には公費の迫で俸給にも事欠くようになり,朝廷の了解のもとで課税は免除されながら諸種の商工業を営み,生活の資とするものが増加して,四府駕輿丁座(しふのかよちようざ)という同業者組織も生まれた。以降,室町時代にかけて,課税免除の特権に魅力を感じた商工業者の中から駕輿丁に加えられることを希望する者が続出した。…

【米座】より

…首都京都には,左右近衛府,左右兵衛府の四府に属し鳳輦(ほうれん)をかつぐ駕輿丁(かよちよう)座の米座があった。四府駕輿丁座の商人が扱う,錦,絹,呉服,酒麴,酒,唐物,紙折敷等々の商品の中でも,米は最も重要であり,商人の数も1438年(永享10)には120人と最大であった。米商人としては,ほかに石清水八幡宮・春日神社の神人(じにん),幕府侍所雑色(ぞうしき)・小舎人(こどねり),政所下部等もいたが,戦国期の天文(1532‐55)ごろには駕輿丁座米商人の独占に統一されてしまう。…

※「四府駕輿丁座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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