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米座 こめざ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

米座
こめざ

中世,米商人がつくった同業者組合。応永 14 (1407) 年,奈良南市に米の初見がある。京都では,上京の三条室町と,下京の七条に米場座があり,京都に搬入される商品米は,一切これらの商人の手で売買された。京都米場座は近世初頭まで存続した。 (→楽市・楽座 )

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世界大百科事典 第2版の解説

こめざ【米座】

中世のの一つ。米座は,生活必需品である米を扱う関係上,中世より,京都に限らず大都市には成立していたと思われる。奈良では応永(1394‐1428)末ごろ南市に米座,魚座,塩座など30余座があり,大宰府門前にも米屋,金屋,小間物座等6座があった。戦国期今川領では駿河今宿で米座が独占権を認められている。首都京都には,左右近衛府,左右兵衛府の四府に属し鳳輦(ほうれん)をかつぐ駕輿丁(かよちよう)座の米座があった。

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大辞林 第三版の解説

こめざ【米座】

中世、米の専売を許された米商人の組合。米屋座。 →

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

米座
こめざ

中世における米販売の座。米屋座ともいう。奈良、京都、八幡(やわた)、遠江(とおとうみ)見付(みつけ)などにみられる。京都では南北朝~室町期に、諸権門付属の米商人が結合して米価を操作した。1438年(永享10)大炊寮(おおいりょう)がこれらに米屋課役をかけたところ、120人に達していた四府駕輿丁(しふかよちょう)座の米売り全員で20貫文に値切った話は有名。彼らが母胎となり、他を吸収して、三条と七条に、職種別結合の上・下米屋座が成立した。初見は1539年(天文8)で、禁裏(きんり)公用以外は課役が免除され、座中法度を定め、洛中(らくちゅう)に専売権を行使した。のち所司代前田玄以(げんい)もそれを公認しているが、豊臣(とよとみ)秀吉の楽座令によるものか、天正(てんしょう)年間(1573~92)に廃絶された。[脇田晴子]

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世界大百科事典内の米座の言及

【四府駕輿丁座】より

…そうした中で,以前の編成とは異なった商品ごとの組織が生まれはじめた。その代表は米座である。15世紀前半,四府駕輿丁に属する120人余の米売が穀倉院に対する課役を請け負っていたが,約100年後に彼らは上下京の米座のうち下京の米座を構成していた。…

※「米座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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