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「えしん」ともいう。既往の価値観が崩れ、まったく新しい価値の誕生により人格(パーソナリティー)の構造が変化すること。その意味で自己の新生ともいう。宗教上の価値では、無宗教から信仰へ、ある宗教から別の宗教へ、信仰から無宗教へと心の体制が完全な転回を遂げることである。したがって宗派の改宗も回心を前提とした行為である。回心は一般に、既往の宗教価値への懐疑―新旧両価値の葛藤(かっとう)―新価値による危機克服という過程をとる。発現には漸(ぜん)と急とがあり、一般に苦痛や罪悪感によるものは急激に他力の救済を求めて受動的に発動し、能動的意志の努力による漸進型(たとえば修行による段階的証悟)と対比される。スターバックは回心を青年期の心理生理的特徴としているが、回心はその国の社会や文化とくに神学の影響などによって大きく左右され、かつ個人の生活史によっても異なる主体性の強いものであることに留意するべきである。
[松本晧一]
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…インド仏教においては同様な宗教体験が〈信解〉〈転依〉などの語によって表現されていたと考えられる。現代語においてはキリスト教的な回心(かいしん)conversionの意味で用いられることが多い。【荒牧 典俊】。…
…前者は家族や職業などの要請にもとづき,共同生活を円滑に運ぶためにおこなわれる。後者は痛切な人生体験によって自己の属する宗教に疑問をもつことから生ずるもので,いわゆる〈回心〉に基づいてなされることが多い。西欧世界では,カトリックとプロテスタント相互の間で多くみられ,とくにカトリックから他派へ移る場合は棄教,離教,背教などと呼ばれる。…
※「回心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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