日本歴史地名大系 「城之越遺跡」の解説
城之越遺跡
じよのこしいせき
湧水祭儀遺構は、周囲を貼石溝に囲まれた一五メートル×一〇メートルの楕円形「広場」を中心として、三ヵ所の井泉(うち二ヵ所は楕円形「広場」に接して存在する石組井泉)から流出した湧水を通す貼石溝、合流部に付設された立石を伴う突出部、「広場」から流路に降りる階段などによって構成され、貼石溝は最終的に合流して素掘りの大溝となり、下流部へ排出される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報