報道協定(読み)ほうどうきょうてい

  • ほうどうきょうてい ホウダウケフテイ
  • ほうどうきょうてい〔ホウダウケフテイ〕

大辞林 第三版の解説

報道機関が、ある事件を取材・報道することにより社会秩序に悪影響を与えたり、個人の人権を侵したり、生命に危険を及ぼすと判断される場合に、取材方法や報道範囲に自主的な制限を加えるために結ぶ協定。

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百科事典マイペディアの解説

誘拐事件などの発生に際して,報道することによって被害者の生命に危険が及ぶおそれがあるものについて結ぶ協定。1960年の〈雅樹ちゃん事件〉をきっかけとして日本新聞協会が定め,何度か改正されている。誘拐などの事件が発生したとき,警察は報道するに報道協定の実施要請する。それに基づいて,報道する側が自主的な判断として報道協定を結び,かつ事件の進展に応じて解除することになる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

事件・事故などの取材や報道の方法について報道機関が相互に結ぶ協定。報道機関の取材・報道は一般に各社の自由にゆだねられるが,取材対象側からの要請や,報道することによって社会的に重大な影響を及ぼすような場合については,報道機関各社による自主的な申し合わせによって報道を自制することがある。なかでも問題になるのが誘拐事件で,1960年に東京で起こった「雅樹ちゃん事件」をきっかけとして,日本新聞協会が同 1960年に誘拐報道の取り扱い方針を決め,1970年には,人命に危険の及ぶおそれのある誘拐事件またはこれに準ずる事件(恐喝,不法監禁等で被害者の生命に危険が予想される事件)については報道を自制する協定を結ぶことを定めるとともに,協定締結までの手続き,協定の解除などについて取り決めた。また 1992年2月以降,報道機関各社が宮内庁の要請により皇太子妃選びの報道に規制を設けたのも,皇太子妃候補となる人物プライバシーに配慮した一種の報道協定であった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 事件を取材・報道する際、生命の危険や社会的な影響を考え、その特定のニュースについて、新聞社や放送局が自主的に取材・報道に制限を加えること。また、その協定。

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