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塩素酸カリウム えんそさんカリウム potassium chlorate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩素酸カリウム
えんそさんカリウム
potassium chlorate

化学式 KClO3 。無色,光沢のある単斜晶系の板状晶で比重 2.34。冷水 1mlに 1g溶ける。融点 368℃で,この温度以上では分解して過塩素酸カリウムと酸素になる。強い酸化剤で,有機物,硫黄,リン,亜硫酸塩次亜リン酸塩など酸化されやすい物質と混ぜ合せたものは,加熱または衝撃で爆発する。

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デジタル大辞泉の解説

えんそさん‐カリウム【塩素酸カリウム】

塩素酸カリウム塩。無色の板状結晶。強い酸化作用を示す。固体のままでも、有機物あるいは酸化されやすいものが混在すると、爆発する。マッチ・花火・漂白剤などに使用。化学式KClO3 塩ポツ。

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百科事典マイペディアの解説

塩素酸カリウム【えんそさんカリウム】

化学式はKClO3。比重2.326(39℃),融点368℃。塩剥(えんぼつ)とも。光沢ある無色の結晶。水に可溶。熱すると酸素を放って分解するので酸化剤に用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんそさんカリウム【塩素酸カリウム potassium chlorate】

化学式KClO3。塩剝(えんぼつ∥えんぽつ)(〈ぽつ〉はポタシウムpotassiumの短縮)ともいう。光沢のある,さらさらした無色の単斜晶系板状晶。融点368℃,比重2.326。屈折率1.5167。加熱すると融点以上(400℃)で塩化カリウムKClと過塩素酸カリウムKClO4に分解し,さらに加熱すると塩化カリウムと酸素に分解する。 4KClO3―→3KClO4+KCl KClO4―→KCl+2O2金属酸化物,とくに二酸化マンガンMnO2が共存すると,この反応は著しく促進され70℃でも分解が始まるので,実験室で酸素をつくるために利用される。

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大辞林 第三版の解説

えんそさんカリウム【塩素酸カリウム】

無色板状結晶。化学式 KClO3 塩化カリウム濃水溶液の電気分解などによって得る。強い酸化剤で、有機物・赤リン・硫黄などと加熱すると爆発する。マッチ・花火・爆薬の原料、漂白剤の製造などに用いる。塩素酸カリ。塩剝えんポツ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩素酸カリウム
えんそさんかりうむ
potassium chlorate

塩素酸のカリウム塩。石灰乳水酸化カルシウム)に塩素を反応させて塩素酸カルシウムをつくり、これを塩化カリウムで複分解して製造する。
塩化カリウムの熱濃厚水溶液を電解する方法も行われる。無色の板状結晶。常温では安定であるが、400℃以上で分解して酸素を発生する。
この反応は、二酸化マンガンが存在すれば約200℃、酸化鉄()の存在で190℃でおこる。このため実験室での酸素の発生法としてよく用いられるが、有機物、硫黄(いおう)、炭素などが混入すると爆発するので危険であり、この方法の適用はなるべく避けたほうがよい。強い酸化剤であるから、有機物、リン、硫黄、チオシアン酸塩、アンモニウム塩などと混ぜると衝撃や摩擦によっても爆発する。金属粉が存在するともっとも激しい。吸湿性はないが水に溶け、アルコールにもいくぶん溶ける。中性およびアルカリ性溶液中では酸化作用を示さないが、酸性溶液では酸化剤として働く。マッチ、花火など爆薬の原料、漂白剤、医薬品の製造に用いられる。また防腐剤となり、染料の原料となる。医薬(うがい薬、収斂(しゅうれん)剤)としても用途がある。長期間保存したものや、日光にさらされたものは亜塩素酸カリウムを含み、可燃性物質と接触しただけで爆発することがある。濃硫酸、濃硝酸に触れても爆発しやすい。劇薬。密閉容器内に遮光保存する必要がある。[鳥居泰男]

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